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madeleine(demo)
by Mizutamari (From Japan)
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11/13(火) 代官山SPACE ODD 〜 SUNFLOWER BEAN来日公演レポ。

 

 

かつて、私はBLONDE REDHEADやRAINER MARIAのライブ・パフォーマンスを評して、

上品で洒落た男女の会話、などといった事を書いた。今回、奇しくもそれらのバンドと

同じNY出身の3ピース、 SUNFLOWER BEANのライブを目撃して、同じような感想を

抱いたのであった。もう、土地柄としか思えない――。

 

というわけで、 SUNFLOWER BEANの単独来日公演に足を運んできました。正直、非常に

忙しい日々の中、ギリギリまで行くかどうか迷っていたのだが……行かなきゃ後悔するよ、

という内なる声を聞いたので、人生全般は間違いだらけの私ではあるが、そういった直感

だけは、決して間違ったことがない、だったら従うしかないなと。勿論、結果は大正解。

絶対に行かなかったら後悔しているところだった。

 

拙ブログにおいては、このバンドを紹介したことはなかった気がするが、今年リリースされた

彼女達の最新作Twentytwo In Blue(2018年)が非常に素晴らしい出来栄えで、だったら

ライブも良いに決まっている、という確信はあった。そして現実のライブは、私の確信なんぞを

遥かに飛び越えた内容であったのだ。

 

 

SEに同郷の先輩、DIRTY PROJECTORSが流れたりして思わずニッコリな時間を過ごしつつ、

定刻10分押しで客電が落ち、何の演出も無く、ふらりとメンバー登場。リッケンバッカー使いと

いう時点で勝ったも同然(私の中では)、なジュリア・カミング(Vo/Ba)嬢はピンクのゼブラ柄の

ワンピとかいう、難易度高めなファッションをばっちり着こなしていた。さすがモデル経験者。

イケメンはツナギを着てもイケメン、なニック・キヴレン(Vo/Gt)、長髪に戻りつつあるらしい

髭ボーイなジェイコブ・フェーダー(Dr)、と3人揃ってキャラ立ちしているのが良い。3ピース

なんだから、尚更。

 

ライブは最新作の1曲目、"Burn It"でスタート。もう3人の音が鳴った瞬間、こいつは純然たる

ロック、シンプルで最高にカッコいいロックだ、と高らかに宣言しているかのようであった。

ジュリア嬢はスタジオ音源よりも遥かにソウルフルでロックなヴォーカル、シャウトもかまして、

妖艶に腰を振る仕草も素敵過ぎ。驚いた。続く"Twentytwo"で魅せた最初の独唱も堂々たるもの。

ほんと、君ら22歳なんかと思うくらいの立ち振る舞い、絶妙に絡み合うバンド・アンサンブルの

妙、見事なライブ・パフォーマンスに早くもやられてしまった。これは凄いことになるぞ、と。

 

過去曲の"Tame Impala"は、ニック氏による、楽曲タイトルに恥じない(笑)サイケデリック風で

ドゥーミーなギターが炸裂する後半の展開が実にクール。NW丸出しのクリーン・トーンの

フレーズに昇天する"2013""Easier Said"も最高。彼女達の音楽は、多種多様な要素が

絡み合いつつ、最終的にシンプルなギター・ロックへと昇華しているところがほんとクール

だな、と感じるのだが、ジェイコブ氏の的確なドラム・プレイは、その点においても非常に

重要な役回りなのだということが、ライブだとより明確に理解できた。今回のハコは割と

ステージが低くて、私の位置ではあまり彼の姿は見えなかったのだが、偶に確認できた

限りでは、かなり良い顔で叩いてたな〜。好印象。

 

コール&レスポンスにも成功した"Crisis Fest"がこの日一番のハイライト。最初、ジュリア嬢は

ベースを置いて、ハンドマイクでオーディエンスを煽ったのがね、もうロック過ぎ。こういう

古典的なロック・パフォーマンスを、22歳の若者が率先してやるということ。それが、今回の

最もたる収穫だと先に書いておこう。そこに過度な批評性や意味性などを見出すのではなく、

カッコいいロックの普遍性というものを、改めて私が感じ取ったということだ。ロック的な

価値観に、何の幻想も理想も抱いていない私が言うのだから、逆に信じて頂きたいところ。

 

 

それにしても、所々で漂うブルーズの香りには、何だか奇妙な気分にさせられた。ブルースに

ついて語れることなど全く無い私だが、ブルースとは人生そのものであり、人生経験が物を言う

音楽だという認識があるので、一体この子達は、たった22年の人生で、どのような風景を見てきた

のだろう――などと想像したりも。まさに、"Twentytwo In Blue"なのだな、と。

 

そんな事を考えながら聴いた"I Was A Fool"のメロディの際立った美しさといったら。

正直なところ、私は1ST作からこのバンドの音楽を聴いていたが、そこまでチャーム

されたわけではなかった。だからこそ、2ND作で見せた著しい成長ぶり、その飛躍っぷりに

驚いて、ライブに行こうと思い立ったわけなのだが、特に向上したのは、元々持っていた

メロディの良さであろう。その端的な成果が、この楽曲であると言えるのだ。

 

更に言えば、今回「今日が初めてライブでやるよ」みたいな前置きと共に披露された新曲、

"Come For Me"(来年リリース予定のEP作King of the Dudesに収録予定)はいかにも

アメリカンな、からっとしたメロディを持ち合わせつつ、80'S風味なキャッチ―さが

あり、それでいて上品なインディ・ロックとしての体裁も保っている、みたいな彼女達

ならではの曲で、現在進行形で成長し続ける3人の若者達は、あまりにも眩しく見えた。

ロック・サイドのメディアが定期的に嘆く「今はロックが元気ない」などという言葉は、

信用に値しないことがよく分かるというものだろう(笑)。

 

"Only A Moment"では、果敢にもオーディエンスにシンガロングを促して、若干不安定

ながらも成功! 本編ラストはソリッドなギター・リフとベースが唸りを上げる、初期曲

"I Was Home"で〆。満足気な顔を浮かべて(ジュリア嬢がピースしてたを見て、やっぱ

若いなあと笑顔になった39歳児)、3人はステージを後にした。

 

アンコール前、何やらジュリア嬢がカード?みたいなものを持ち出して、オーディエンスに

配り始めた。勿論少量であったので取り合いになってしまったが、漁夫の利ではあったが

私も手にすることができました。サイン入りのポストカードでしたな。

 

 

 

アンコールは小気味よいシャッフル曲"Puppet Strings"、もろに私好みのネオアコ風味な

美メロに心震える"Memoria"、ガレージ的なギターが若さという名のエモーションと共に

疾走する"Wall Watcher"の3曲で突っ走り、約1時間ちょっとのライブは終了した。いかにも

インディ・ロックの来日公演らしいコンパクトに収められたライブであったが、大満足の

一夜であった。本当ひっさびさに、ライブを観たその日の夜にこうしてブログ記事を書いて

しまうくらいに(笑。勿論、今年観たライブはどれも大満足なものばかりだったんだけど、

書きそびれているものが多すぎるなあ)。

 

 

繰り返しになるが、彼らのやっている音楽は、豊富な音楽的語彙に裏打ちされた、3ピース

ならではの、実にシンプルなロックである。年齢分相応な成熟があり、それでいて、冒頭で

挙げたバンド達と比べると、22歳というリアルそのもの、と言える荒々しさが当たり前の

ようにあって、瀟洒な会話が時に脱線するくらいのエモーションが爆発する瞬間もある。

何だかお洒落〜なロックなんでしょ、とかいって敬遠している人がいるのだとしたら、

それはリスナーにもバンドにとっても不幸でしかない。是非、音源を聴いて、ライブに

足を運んでみて欲しい。そのイメージは良い方向に裏切られることだろう。

 

ともあれ、最高のライブをありがとう。SUNFLOWER BEAN。

at 00:19, 某スタッフ, Music(Live Report)

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現在進行形グルーヴの桃源郷。 〜 KHRUANGBIN

 

 

「激レア!! テキサス産サイケ・エキゾチック・ファンク・極上グルーヴの秘境!!」

 

――みたいな煽り文句で、30年後にアナログ盤がレコ屋(勿論、そのような文化が

未来においても存在していれば、だが)で売られていそうなサウンドである。

何処か神秘的な雰囲気に満ちた3人組で、その名をKHRUANGBIN(クルアンビン)という。

 

見た目からして最高、色々と勝利している(私の中では)男女3人のメンバーが揃ったのは、

調べた限りでは2007年の事。不思議なバンド名は、タイ語を学んでいた紅一点のベーシスト、

Laura Lee嬢が命名したそうだ。トリオとなったバンドは、かのBonoboに見出され、ツアーを

共にすることになり、2014年にはメロウ・グルーヴ系のコンピ盤にKHRUANGBINとしての

楽曲が収録されている。2015年にはデビュー作『The Universe Smiles Upon You』

リリース、YMOの名曲"Firecracker"の絶妙な緩さが癖になりそうなカバーも一部地域で話題に。

グラストンベリー等の名門フェスにも出演し、今年に入って待望のセカンド・アルバムとなる

『Con Todo El Mundo』(2018年)を発表、精力的にライブ・ツアーをこなし、2019年の

3月には、いよいよ初来日公演が決定、という運びとなった。

 

つまり、私自身は初来日決定の報で彼らの存在を知った、という体たらくなのだが(笑)、

ともあれ、こんな良いバンドを知ることができて良かったな〜と。ファースト作の時点で

知っていればもっと良かったけど、まあいいだろう。そんなKhruangbin(タイ語で飛行機、を

意味する言葉らしい)の音楽性だが、タイや東南アジア、中近東のファンク、サイケ、ガレージ、

ポップスを中心に、世界中の音楽を緩くメロウなグルーヴ感覚で成立せしめたような――と

言葉で書いてみてもよく分からんので、とりあえず以下のような音だ。

 

 

 

即効性よりも、じわじわと緩く、それでいて確実にリスナーの心と体を捉えていくメロウで

何処かノスタルジックなバンド・アンサンブルの妙が際立っている。インスト中心で、歌も

あるにはあるが、はっきりとしたメロディというわけではなく、伝統的なポップス、ロック的な

楽曲展開とは全く違う楽曲的構造を持っており、正直言えば分かりやすい音楽というわけでは

ないので、人によっては「?」となる可能性もなくはない。ないのだが、私としては、それこそ

THE INTERNET(特に最近の)などの現代的なインディR&Bを聴いている人なんかにも届く音

ではないかと考えている。事実、メンバーも自身の音楽性について、ソウルやR&Bからの影響に

ついて語っていることもあって、その実、間口の広い音楽をやっているのかもしれない。

いや、言い過ぎか(笑)。

 

 

結局いつもの私の結論で申し訳ないが、こんなライブ映像を見せられたら、好きになっちゃうでしょ。

クールなギター・ヒーロー的佇まいでロマンティックなフレーズ、陶酔サイケ・サウンドを繰り出す

Mark Speer、どっしりとした存在感でしなやかなグルーヴ(曲によってはキーボードも弾いている)を

生み出すドラマーDonald "DJ" Johnson、そして上述した美形ベーシストLaura Leeという、冒頭でも

述べたが見た目が既にグッドなトリオが魅せる、渋谷クアトロ規模のハコでライブなんて、どう考えても

いい感じに昇天できそうだなあ。

 

https://khruangbin.bandcamp.com/

 

http://smash-jpn.com/live/?id=3027

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at 21:11, 某スタッフ, Music(Recommend)

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JEJUNE 「This Afternoon's Malady」

 

 

1998年の今日、Jejuneのセカンド・アルバムにして実質的なラスト・アルバムである、

This Afternoon's Maladyがリリースされた。

 

拙ブログ開設当初に、この作品に関しては一度取り上げてはいるのだが、やはりブログの

タイトルを拝借させてもらったというだけでなく、私にとっては39年の音楽狂人生において、

相当に重要な位置をしめるアルバムであるからして、20年という恐ろしい月日の流れ、その

重さを感じつつ、恐らくは永久に再発されることもないであろう本作の魅力を、改めて

語らなくてはならない責務というものがあるのだ。誰に課せられたわけでもないが。

 

そもそも、Jejuneというバンドの事を日本で知っている人は何人いるのか――と考えたが、

もしかしたら世界中で一番このバンドを知っているのは、もっと言えば90年代エモコアを

よく知っているのは、日本人なのかもしれない(笑)。以前にも書いたように、元々は

バークレー音楽院卒という経歴を持つエリート男女が集まった3人組(後に4人組)であり、

音楽的理論や技術的なバックグラウンドは確かにあるはずなのだが、一体どういう経緯で

こういう音を鳴らすことになったのかは、正直不明である。デビュー作Junk(1997年)は、

いかにも90年代後半の、パンキッシュな面も残したエモコア・サウンドであり、本作はその

発展形と言えるのだが、グランジでもオルタナでもハードコアでもメロコアでもない、あくまで

エモコアと呼びたいあの時代の音にして、男女混声エモの完成形にして最高峰なのである。

勿論、私がそう信じているだけだが。

 

リアルタイムでこの音に出会った場所が、今働いている会社の、御茶ノ水にあった店舗(20年前の話

なので今のお茶の水の店舗ではない)だったかな。ともあれ、そういった不思議な縁も踏まえつつ、

アルバム2枚とコンピレーション盤1枚、スプリット盤のEP4枚を残しただけの、活動期間も短い

バンドが生み出した、やるせない美に満ちた白昼夢的轟音について、私なりに書いていこう。

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at 00:00, 某スタッフ, Music(20th Anniversary)

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