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by Mizutamari (From Japan)
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お洒落にゴスっ子。 〜 PALE WAVES

 

 

すでに各所で話題、シングル・リリースのみで音楽雑誌の表紙に抜擢……こういう展開を

飽き飽きするほど見てきた英国ロック大好き男としては、そろそろハイプみたいな扱いに

なってしまうのでは、と早くも心配になってしまうが(苦笑)、年の瀬を迎えて、拙ブログ

としては、ひっさびさの新人紹介記事であるが、来年確実にブレイクすると予想される

バンドであるし、彼女達の曲は今年かなり聴いていたので、この機会に書かせて頂こう。

 

簡単な経歴を書くと、2014年に英国はマンチェスターで結成された男女混成の4人組で、

今年、THE 1975を輩出したDirty Hitと契約を果たし、THE 1975のメンバープロデュースに

よるデビュー・シングル"There's A Honey"をリリース。私もこの曲のPV映像をYOUTUBEで

観て、彼女達の存在を知ることになった。

 


一聴して、「あ、これはいいぞ!」なんて感じたことが思い出される。2017年という時代を

感じさせるサウンド・アレンジの妙が際立っており、NW風のギターと今風の単音フレーズを

用いたプレイが絶妙に絡み合い、10'S以降のグル―ヴィなベース、踊れるドラムスという感じが、

まさに今の空気感であろう。Heather Baron-Gracie(ヘザー・バロン・グレイシー)嬢は、

見た目はそれこそロバート・スミスかって感じだが(笑)、歌声はアンニュイさもありつつ、

非常に聴きやすい声質の持ち主である。メロディも実にポップ。キュアーもポップなんだが、

彼女達はやはり今を生きる若者らしいセンスを武器に、さすがTHE 1975のメンバーが

関わっていることもあって、実に洒落たサウンドへと昇華している印象である。

 

8月にはセカンド・シングルとなる"Television Romance"を発表。私は今のところ、この曲が

一番のお気に入り。ちなみにPV映像のディレクターの1人として、THE 1975のフロントマン、

Matthew Healyがその名を連ねている。

 

 

いやあ、いいですね(笑)。超覚えやすい。この覚えやすいっていうのが、彼女達の作る曲の

最大の武器である。そして彼女達は、Reading + Leeds 2017における、新人の登竜門的な

BBC Music Introducing stageという大きな舞台に立つ。なかなか堂々たるパフォーマンスを

披露しております。

 

 

今月に入って、新たにニュー・シングル"New Year's Eve"を発表。そしてつい先日、

"My Obsession"がリリースされた。これら2曲は、来年リリース予定のデビューEPに

収録予定とのことである。

 

 

 

とうとうヘザー嬢のみ出演、になってしまったが(笑)。やはりどの楽曲も覚えやすい

メロディ、フックが多く盛り込まれており、恐らくそれは意識的にやっているのであろう。

ここを読む限り、80年代のアーティストからの影響が大きいようだが、とにかくメロディに

対する意識は相当のものであることが分かる。

 

あえて苦言を呈するなら、ここで挙げた4曲は、どれも似たり寄ったりの傾向にあることは

正直否めない。恐らくは、冒頭で述べたように、英国伝統の持ち上げて一気に叩き落とす、

みたいなメディアからの批判もありそうな気配も……まあ聴く側としてはどうでもいいことだが。

 

ともあれ来るべきフル・アルバムへの期待は高まるし、出来ることなら、あえてアルバムを

リリース前に来日が実現して欲しいところ。クアトロ辺りで、是非観たい。

 

http://www.palewaves.co.uk/

at 23:16, 某スタッフ, Music(Recommend/New Face)

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2017年の英国グルーヴ。 〜 Formation

 

 

今さっき、仕事から帰宅してPC開いて、知ったバンドです(笑)。

 

というわけで、今夜はロンドン出身の5人組、Formationというバンドについて書いて

いこう。詳細なバイオ等はこちらを参照頂くとして、双子の兄弟を中心として結成された

彼らは、2015年と2016年にそれぞれEP作品をリリース、今年3月に待望のデビュー作

Look At The Powerful Peopleを発表(日本盤は4月)した、若手注目株である。

 

何はさておき、音を聴くのが一番だろう。下記PV映像をご覧頂きたい。

 

 

 

 

うーん、超カッコいい(笑)。KASABIANやFriendly Fires、LCD SOUNDSYSTEMといった

00年代のサウンドを引き合いに出されているようだが、本人たちはノーザン・ソウルや

クラシックなロックにも多大な影響を受けているそうで。ギターレスというのがまた、

クールです。生のベースとドラムスのグルーヴに、スタイリッシュなシンセ、キーボードの

音色が乗っかって、パーカッションが乱舞する強靭なビート。ジェントルなメロディを、

流行りのR&B的な歌い回しとは違う、ソウルフルな歌声が力強く歌い上げ(とはいえ押し付け

がましくないのがミソ)ている様がとにかくカッコいい。

 

今や日本でも、海外勢と何ら変わらないシンセ・ポップ、アーバンなシティ風のサウンドを

鳴らしている若い連中が多くいるが、こういう音を聴くと、さすが英国、ロンドンの音だなあ

なんて思ったり。ダンス・パンク的な要素もあるし、インテリな英国チンピラって感じの

スタイルが良いのだ。

 

何となく、THE STREETSなんかを思い出したりもしたが、実際↑のPV映像は、ストリーツ

ことマーク・スキナー氏が手掛けたものだとか。成程なと一人納得した次第である。

 

 

 

 

メロウだしポップだけど、下世話さが全くないというのが今時のセンスなのかなと。見事な

バランス感覚である。オフィシャル・サイトFACEBOOKのページを覗いてみた限り、

自分たちの主義主張がはっきりしている連中のようだ。但し、自らをポリティカルなバンド

だとは捉えていないらしい。要は、己の意思を表明することに恐れなど無い男達だという

ことだろう。イデオロギーに支配された音楽などではなく、あくまで音楽ありきの音楽。

それは彼らの鳴らすサウンドを聴けばよく分かるはずだ。

 

 

今年5月にはいきなりの初来日&単独公演も決まったとのことで、私も是非観に行きたいと

思っている。だって、ライヴ映像を観てごらんなさい。行きたくなるから(笑)。

 

CREATIVEMANさんのページ

 

 

 

at 23:57, 某スタッフ, Music(Recommend/New Face)

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ラスベガスからやってきた"Fashion-Art Rock Band" 〜 Palaye Royale

 

 

このブログで新人紹介、というのも実に久々なことではあるが、これは紹介せねばなるまい。

そもそも、ここ数年で個人的な新人発掘への意欲が著しく減退しているのを感じていたし、

特にエモ〜スクリーモ〜メタルコア界隈は、以前ほど熱心に新譜を漁ることもなくなった。

が、今年は素晴らしいアルバムに多数出会えているし、何より、いよいよ本格的に流行と

なりつつある、"ニューメタルmeetsメタルコア"的なミクスチャー・サウンドを鳴らす連中の

作品が軒並み良い。先駆者と言ってもいいだろう、ISSUESの新譜、正直たまげました(笑)。

今月セカンド作が出るSylarみたいな、もう90年代ラウド〜ニューメタルがリアルタイムな

私も脱帽する新曲を発表したバンドもいるし、まあその辺は改めて語りたいと思うが、

とにかくいい加減食傷気味だったエレクトロ入りメタルコアみたいな音からは、若い衆も

脱却しつつあるのだな(勿論そういう音でも良いバンドはたくさんいるが)、ということが

肌で感じられる時代に突入したことが興味深いし、本当に面白い。

 

が。今回紹介するのはそういった音のバンドではない。ラスベガス出身のロック・トリオで、

その名もPalaye Royale。自らを"Fashion-Art Rock Band"などと自称する大胆な連中だが、

ともあれPV映像を観て頂きたい。

 

 

 

 

どうだろうか。舌っ足らずでハスキーかつ艶っぽいヴォーカル、ざらついたギターの

音色は明らかにガレージ〜ブルース的素養があり、軽やかなドラムも含めて、隙間の

あるバンド・アンサンブルが、セクシーな王道のロックンロールを演出しているのだ。

驚くなかれ、このバンドは何とSumerian Recordsと契約して、デビュー・アルバム

となるBoom Boom Roomを先々月にリリースしている。Sumerian Recordsと

言えば、現代メタルコア〜デスコア、Djent的な音を出すメタル、勿論スクリーモ、

ポスト・ハードコア等の若手有望株を多数輩出して、今やシーンを代表するレーベルの

1つである(余談だが、レーベル設立からもう10年経っていることを最近知って、正直

隔世の感がある。新興勢力だった頃から知っているなら、私の気持ちが分かる人も

いらっしゃるだろう)のだが、ここまで毛色の違うバンドと契約するとは。ともあれ、

そういった背景にある事柄も踏まえつつ、話を進めていこう。

 

Palaye Royaleと名乗る3人組が結成されたのは2011年の事で、MTVが主催した

コンテストで優勝した実績もあるらしい。自主制作で幾つかのEP、シングル曲

などをリリースしつつ、精力的に活動していたようだが、2015年には先述した

Sumerian Recordsと契約を果たし、今年1STアルバムを発表して、本格的な

デビューを果たしている。

 

私が彼らを知ったのはつい最近の話で、それこそ冒頭で述べたように、久々に今時の

メタルコアだとかそういった系統のバンドを漁っていた最中のことだ。何というか、

やはり音楽狂いとしては、こういった作業は定期的にやらないといかんな、と反省した

次第である(笑)。全く予想外の出会いというものは、こんな時に訪れたりするものだから。

 

彼らのルーツとなっているものがどのようなバンド、もしくはアーティストなのか。

インタビュー記事を漁ってみたのだが、例えばこれ。ギタリスト(サウスポーっていう

のがまた、超クール!!)Sebastian Danzig氏へのインタビューだが、インスピレーションを

受けたと言っているバンドがとにかく渋すぎ。The Animals, The Faces, Small Faces,

The Rolling Stones, The Doors, David Bowie, T. Rex, and Velvet Underground

……見事なまでに、60年代〜70年代至上主義っぷりを赤裸々に語っており、もはや感動

してしまう(笑)。ソングライターでもあるというフロントマン、Remington Leith氏の

インタビュー記事もあったので読んでみたが、ファッションとアートという点においては

かなり重要視しているようで、新たな世代の革命の為に、ロックンロールのルーツを継承し、

それを取り入れた……みたいな事を仰っております。適当に訳したので間違ってそうだが、

ともあれ、若者らしい大きな野望を胸に、活動を続けていることは断言できそうだ。

 

実際問題、自らを"Fashion-Art Rock Band"なんて自称している以上、音も見た目もそれに

伴っていなければ話にならないところだが、その点は、悔しいくらいに安心できる(笑)。

このルックスでこの音、もう間違いないでしょう。ドラマーのEmerson Barrett氏の

ハットなんかクール過ぎだろ。しかも調べたら彼は96年生まれだって!! 恐ろしい……。

 

彼らのようなバンドは、ここ日本においても人気が出ることは必定、レコード会社の皆さんは

さっさと目を付けるべきだろう(笑。The Strypesみたいなバンドが大いに受ける土壌ですし)。

ルーツ色の強い王道のロックンロールを鳴らす、若くフォトジェニックな新世代のロック・トリオ。

所謂英国インディ、USインディ・ロックなどの若手を青田買いしている音楽ファンも含めて、

是非、チェックして頂きたい。

 

http://palayeroyale.com/

 

 

ライブも最高にクール!! 是非、ライブハウスで観たいなあ。

 

 

 

4年前の楽曲。若い!! 恐ろしく美少年やな(笑)。この時点でこんな堂に入ったバラードを

やっているのもすげーわ。

at 01:49, 某スタッフ, Music(Recommend/New Face)

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その歌声に魅せられて。 〜 Picturesque



何だろう、もう腐るほど聴きすぎて、私自身、今となっては新しいバンドや
新譜なんかにも、ほとんど手を出さなくなってしまった音を鳴らしているのだが、
……そんな36歳児の琴線に触れてしまったので紹介しておこうと思う(笑)。

ケンタッキー州はレキシントン出身の5人組で、つい先日には名門Equal visionと
契約を果たしたそうだ。音を聴けば分かるが、そりゃそうだよな、という感じなので、
おそらくは自主制作でリリースしたと思われるEPが試聴できるので、まずは聴いて
もらいたい。

 

自身のfacebookの紹介ページで、わざわざ下記のような素直過ぎる説明文を入れて
いるので、分かる人にはすぐに分かる配慮である(笑)。

For fans of: Circa Survive Of Machines Sleeping With Sirens

言ってみれば、確かに上記に挙げられているようなバンドの影響下にあることは
間違い無いし、何か特別目新しいことを取り入れているわけでもない。正直、もう
何度も聴いたような曲展開であることも、事実である。

では、何処に惹かれたのかというと、ずばり「声」である。限界を更に超えろと言わん
ばかりのハイトーン・ヴォイスは、00年代以降のスクリーモ〜ポスト・ハードコア
界隈においては1つのシンボルであるし、特にCirca Survive以降と言えそうなバンド達
には、声変わりしてないだろ、と疑いたくなるような、超ハイトーンの歌声を武器に
したヴォーカリストが数多くいる。そういった歴史も知り尽くしているし、腐るほど
聴いてきた私の胸に、何故かこのPicturesqueのフロントマン、Kyle Hollis氏の歌声は
切実なエモーションと共に迫りくるのである。A Skylit Driveのジャグ氏の後継者かと
勝手に期待してしまう。



妙な話かもしれないが、彼らのような音を鳴らしつつ、現代的なR&B風の歌い回しを
こなすヴォーカリストも今となっては多くいるが、彼らに関して言えば、そのような
テクニックよりも、直球でひたすらハイトーンで歌いまくるタイプだということが、
今の私にはグッときたのかもしれぬ。メロディの組み立て方も、何となく懐かしさを
覚えてしまう類いのものだし。まあ、だからこそ既視感は否めないけど(笑)。

要するに、あくまで私個人の趣味というか、好みに合致したというだけである。
バンドは秋には新作EPをリリースするそうだ。今のスタイルを保ちつつ、とことん
突っ走って頂きたいものだ。

https://www.facebook.com/picturesque

http://www.picturesqueband.com/


 

何だか、こういうアコースティックでのアレンジで聴くと、在りし日のSaosinとか
思い出して感傷的な気分になってしまうオッサンであった……(笑)。

at 00:25, 某スタッフ, Music(Recommend/New Face)

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エモーションの果て。 〜 Movements



Loud & Sad。自身のFACEBOOKのページで、彼らは自らをそのように表現している。
実際に音を聴けば、その意味はおのずと理解できるであろう。

カリフォルニア出身の4人組で、まだ結成して日も浅いようだが、今月には名門レーベル
Fearless Recordsと契約を結んだということで、今後知名度も上がっていく予感がある。
自主制作と思われるPV映像があるので、音楽と合わせてご覧頂きたい。

 

最初の、イントロ一発目のギターのコード、その響きで全ては決まった。激情と共に
放たれるヴォーカルは、スポークンワードも交えつつ、言い知れぬ哀しみを忍ばせて、
聴く者の胸を打つ。アルペジオとマイナー・コードの魔力に魅入られたのであろうギター、
シンプルながらもツボを心得たベース、手数の多いドラムスが、決して広がりきることの
無い、閉塞感で成立するドラマ性を生み出しているのだ。

90年代のエモコア、ポスト・ハードコアに影響を受けていることは明白だが、事実、
上述したFACEBOOKのページでは、音楽ジャンルがEMO/POST HARDCOREとなって
いるところも興味深い。自分たちの音楽性を、自分たちでEMOと呼称するバンドは、
EMOという言葉が00年代の10年間で、様々な濁りに満ちたものになってしまったことも
あって、あまり見当たらないのが実際のところであって、このMovementsという、
おそらくは非常に若いであろうバンドの誠実さである、と私は受け止めている。

正式にレーベル契約をしたバンドにありがちな、今までネットで公開していた音源や
映像などが消されてしまっている状況のようで、他の音源が見つけられなかったのだが、
とりあえずファンがアップロードしたと思われる、PV映像第二弾は発見したので貼っておく。

 

いやあ……素晴らしい。彼らはbalance and composureやHave Mercy辺りとの
ツアー経験があるようなので、そりゃあ素晴らしいに決まってるよな、と思ったり(笑)。

来年には、デビューEPをリリース予定とのことなので、今後もこのバンドの動向には
注視していきたい。

http://movementsofficial.com/

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at 23:54, 某スタッフ, Music(Recommend/New Face)

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夢見心地のロンドン娘たち。 〜 Novella

      

本日、デビュー・アルバムLandをリリースしたロンドン産の5人組。活動歴は意外と
長く、2010年にはフロントの3人を中心に活動していたようだ。細々とシングルなどを
リリースしつつ活動を続け、その後、ドラマーのお兄ちゃん(唯一の男性メンバー。こんな
カッコ可愛い女の子たちに囲まれて、どういう気持ちでドラムを叩いているのか気になるなあ)
が加わって、更にキーボードの女子メンバーが加入して、現体制になったようだ。

初期はシューゲイザー〜サイケ色が強かったようだが、USのDUM DUM GIRLSなどを思わせる
ドリーム・ポップ感と、同じ英国のSCANNERS辺りと共振する、何処か乾いた音像が素敵。
勿論、90年代初頭の英国インディ、4ADやCREATION系のバンドが好きな人なら間違いなく
いける音です(私のことです)。

さすがにこの手のバンドは溢れかえっているし、大きな個性があるというわけでもないのだが、
専任のキーボーディストがいるというのが意外と珍しい気もするし、見た目が最高なので……
私のような人間は「よし、問題なし」と思ってしまう(笑)。とにかく注目してもらいたいバンドだ。

http://novellaband.com/



髭兄ちゃん、目立ってます(笑)。
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at 23:34, 某スタッフ, Music(Recommend/New Face)

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時代は変わり、時代は繰り返す? 〜 Pretty Vicious

 

完全に子供です。10年前の2005年に、アークティック・モンキーズの初来日を観た時も、
同じような印象を受けたことを思い出した。もう10年。音楽業界が様変わりしようが、
どれだけレコーディング技術が発達しようが、音楽を届ける側の態度及び受け取る側の
態度も昔と比べて変化しようが、ギターとベースとドラムスをでかい音でかき鳴らす
少年達は出てくるということ。それが全てだろう。

そんなわけで、早くもメジャー・レーベルとの契約も果たしたという英国ウェールズの
10代4人組を紹介しよう。去年の3月に結成してたった1年でこのスピード出世、という
事を鑑みても、その将来性が高く買われているのは間違い無いし、早速英国メディアにも
騒がれ始めているようだ。何度となく書いているし、そもそも若手UKロック青田買いが
好きな方々なら誰でも知っていることだが、そういった英国の音楽メディアによる
お得意のハイプ的な乱痴気騒ぎは必ず発生するものなので、そういった現象は無視して、
まずは音を聴いてもらいたい。

 

こちらでも指摘されているように、初期のARCTIC MONKEYSを筆頭に、00年代半ば辺り
から台頭したシェフィールド出身のギター・ロックバンド達、MILBURNやLITTLE MAN TATE
といった面々を彷彿させる、ガレージ色の強い、限りなく英国的なサウンドは勿論目新しい
ものではない。ないのだが、ハスキーな歌声で不敵にがなり立てるヴォーカル、力強く唸る
ギター&ベース、手加減無しにロールをかまし、後半以降特に暴れ回るドラムス……これだけで、
彼らの存在は完璧に保証された。比較対象に挙げたバンドと比べてみても、00年代特有の物事を
斜め上から見るような皮肉なクールネスは希薄で、容赦無く荒々しいし、よりストレートである。
色々と調べてみたのだが、何とドラマーは16歳らしい!! ストロークスもリバティーンズも、
おそらく彼にとっては全くリアルタイムなバンドではないし、聴いたことない可能性だってある
のかと思うと、もはやどうしていいか分からなくなるが(笑)、この"Cave Song"と名付けられた
楽曲(ちなみにデビュー・シングル)の出来栄えだけでも、この少年達は信じられる気がする。

 

 

 

 

ライブ映像を観る限り、ブリティッシュ伝統のハード・ロック的な質感も持ち合わせて
いることが分かる。とはいえ、過去の音楽の換骨奪胎だとか、そういった小賢しいこと
なんて一切考えてなさそうな初期衝動ぶりが頼もしいし、無自覚でも60年代から10年代に
至るまでに脈々と受け継がれてきた、英国ロックの血脈が今現在も確かに存在している、
ということなのだろう。

今後はTHE ENEMYの"away from here"ばりのキラー・チューン誕生にも期待したいところ
だが、どうあれこのバンドの動向は出来る限りチェックしていきたいと思う。

https://www.facebook.com/Prettyviciousuk


 

at 23:55, 某スタッフ, Music(Recommend/New Face)

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スタンド・マイクのエモーション。 〜 Too Close To Touch




名門Epitaph Recordsが送り出す、期待の新人バンド。アメリカはケンタッキー州出身の
5ピースだが、とりあえずやっている音はこんな感じ。

 

このPerfect Worldという曲は、彼らにとっては初となるオフィシャルPV映像らしいのだが、
これを観れば、このブログ記事のタイトルの意味が分かってもらえると思う(笑)。この手の
バンドでスタンド・マイクで歌うヴォーカリストって、あんまり観た事無い気がする……
まあ言ってしまえば、わざわざ記事のタイトルに引用した理由はそれだけなのだが、何だか
印象深かったのだ。私にとっては。カッコ付けてるけど、若干こなれてないというか、
あか抜けてない雰囲気も好感が持てる(笑)。

肝心の音の話。10年代以降の、歌物に特化したようなポスト・ハードコア〜スクリーモな
音ではあるのだが、まずはヴォーカリストの抜群の歌唱力。そしてここが重要だが、
メロディー展開に何処か00年代前半〜中盤くらいの匂いを感じるところに注目されたい。
現SLAVESのジョニー・クレイグ辺りからの影響は間違いないだろうが、彼の歌唱法ほどには
R&B的な要素は希薄で、以前当ブログでも紹介したHEARTISTなんかと共振するパワフルな
ヴォーカル、自作自演でスクリームしているのも良い。エレクトロに頼らない音作りも、まあ
個性的とは言えないが、シンプルで良いと思う。

彼らは影響源にThe 1975やWALK THE MOON、The Neighbourhoodなんかも挙げている
ので、やはり今時のバンドなのだなあと感じるわけだが、よくよく調べてみると、そもそも
彼らはCASCADESなるバンド名で活動していた時期があったようで、その時はグロウル専門の
ヴォーカリストも在籍していて、ツイン・ヴォーカル体制でメタルコア的な音をやっていた
過去があるのだ。その時代の音も悪くないが、より歌を中心に添えた今のサウンドの方が、
ヴォーカリストの才能をより引き出せるのだと感じるし、きっと彼らもそのように考えて、
今のサウンドへとシフトしたのだろう。

その結果が吉と出るか凶と出るかは、まだ分からないが、今年3月にはデビュー・アルバムと
なるNerve Endingsがリリース予定なので、期待して待ちたい。

http://tooclosetotouch.com/

 

at 02:02, 某スタッフ, Music(Recommend/New Face)

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今年注目の10代バンド!! 〜 Mourn



見た目からして子供だが……Mourn(モーンと読むそうな)スペイン出身の4人組が、
2015年のインディ・ロック業界を引っ掻き回してくれるかもしれない。いや、徹底的に
引っ掻き回して欲しいぞ、というわけで15歳から18歳というメンバーで構成される、
正真正銘10代のガールズ&ボーイなニューカマーである。

Jazz Rodríguez Bueno(Vo&Gt)、Carla Pérez Vas(Vo&Gt)、Antonio Postius(Dr)、
Leia Rodríguez(B/Jazz嬢の妹さんとのこと)という4人が鳴らす音は、ずばり90年代の
香り濃厚なサウンドである。昨日の記事にまさにリンクする(笑)音で吃驚したのだが、
ともあれ音を聴いてみて欲しい。

 

 

どちらの楽曲も例によって米Pitchforkで高評価を得たそうだが、そんなことは実に
どうでもよい。1996年生まれの少女たちが、どういった経緯でこのような音を鳴らした
のか、といったことも興味深いが、初期のPJ Havey、BreedersやSleater-Kinneyといった、
素晴らしい90年代的な遺伝子が、00年代におけるVivian GirlsやDum Dum Girls辺りの
バンドへと繋がって、10年代以降は英国でもBleechとかHoneyblood、個人的に凄く期待
しているwolf aliceみたいなバンドも続々と出てきて、2015年の今、スペインという地で
新たな才能を花開かせたのか、などと思うと感慨深いものがある。ラモーンズのシャツを
着ているのを見る限り、オールドスクールなパンキッシュな2~3分間ポップスへの誇りも
感じられるし、今風のちょっとしたサイケ的な香りも、ほんのり感じられたりして面白い。

大体、90年代後半生まれにとって、音楽史などは全く意味を持たない、カビの生えたカタログ
でしかないのだろう。私はレコ屋店員であるからして、ある程度体系化された知識などから
導き出す音楽の歴史、というものは大事にしたいし大事にしてもらいたいと思っているのは
本音だけど、YOUTUBEなどであらゆる時代のサウンドをアット・ランダムに吸収することの
できる世代に、そんなことを要求するのは馬鹿馬鹿しい気もしている(笑)。いずれ知って
もらえればいいや、ということで、これからが楽しみな少女少年達の活躍を、今後も見守って
いきたいと思っている。

来月18日には、たったの2日間でレコーディングしたという、セルフ・タイトルのデビュー作の
リリースも決まっている彼ら。リリース元は良質インディ・レーベルCaptured Tracksだ。この
レーベルは、才能豊かな新人発掘の確かな目利きっぷりで評価が高いが、私としては90年代
シューゲイザーの名バンド、MEDICINEの過去作を再発してくれたレーベル、という時点で
ポイント高すぎである(笑)。ちなみにアルバムは日本盤も出るので、是非買って来日実現に
繋げたいところだ。

 

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カオティックな知性、その緊張感。 〜 The Physics House Band



久々に、この手のバンドの音に興奮させられた。新人枠で紹介しているが、2012年辺り? に
結成された英国はブライトン出身のトリオ。去年、デビューEP作品HORIZONS / RAPTUREを、
ロンドンのインディ・レーベルBlood and Biscuits (日本人ポスト・ロックバンドのLITEの
作品もリリースしている)から発表しているのだが、私がこのバンドを知ったのはほんの数分前
のことで(笑)、彼らのライブ映像がいつもチェックしているサイトで記事になっていたので
視聴してみたら……といった感じ。まずはそのライブ映像を観て欲しい。


 

いやーいいですね(笑)。古くはキング・クリムゾンから始まるヘヴィ・ロックの源流的な
プログレから、バストロなどのポスト・ハードコア、モグワイ以降の静と動の爆音、00年代
ではよく見かけたマス・ロック勢の乾いた音像、マーズ・ヴォルタ、ジャガ・ジャジスト
なんかも思い出す現代的でアヴァンギャルドなアプローチが混ざり合い、タイトな3ピースの
演奏の中に飛び交う変態的電子音がまた素晴らしい。

 

こちらは、上述したEPの収録曲。よりマス・ロック的ですな。何というか、叙情性を
おそらくは意識的に排除しているような音作りが、ドン・キャバレロなどのアメリカの
バンドと同じ匂いがする。うーんカッコいい。

私個人は、一時期……20代の頃にこの手のバンドを聴きまくったせいで食傷気味になって
しまい、新しいバンドにはあまり手を伸ばしていなかったのだけど、この英国トリオには
注目していきたいと思う。やっぱ、ライブが観たいよなあ。こういうバンドは。

https://www.facebook.com/thephysicshouseband
 

at 23:03, 某スタッフ, Music(Recommend/New Face)

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