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by Mizutamari (From Japan)
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THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 「Gear Blues」

 

 

1998年の今日、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTにとっては通算4枚目となる

アルバム、Gear Bluesがリリースされた。本稿を書いている内に、次の日に

なってしまったのは――見逃してもらいたい(笑)。

 

説明するまでもなく、日本のロック史における重要な1枚であり、金字塔的作品である。

当時の個人的なミッシェルとの関わりについては、数年前に長々と述べたので、今更

繰り返すようなことはしない。ともあれ、改めて考えたいのは、1998年という、

ある意味我が国の音楽史における、特異点とも言える時代背景であろう。

 

98年と言えば、NUMBER GIRLやSUPERCAR、くるりに中村一義といった面々(俗に

98年の世代みたいに括られたりする)が続々とアルバム・デビューを果たし、パンクや

ハードコア界隈のバンドも活況を呈し、日本のロック・バンドの歴史を振り返ってみても、

エポック・メイキング的な年であると言えよう。ちなみに、ビジュアル系業界については

最早バブル(笑)――否、そもそもCDというメディアが最も多く売れた、まさにCDバブル

ここに極まれり、な時代であり、アンダーグラウンド指向だろうがチャート系のバンド

乃至アーティストだろうが、とにかくCDが売れまくったのが1998年という年なのだ。

 

勿論、素晴らしいミュージシャンが素晴らしい作品を多数リリースしたからこそ生まれた

盛り上がりであって、メディアに踊らされた空虚なバブル産業というわけでは決してない、

というのが、その時代を生きた当時19歳の私個人の嘘偽りなき感想である。若い衆は、

毎週毎週ミリオン・セラーが連発したような時代の事を説明されても懐疑的にならざるを

得ないと思うので、あえてそこは強調しておきたい。

 

さて、そのような時代にミッシェルがリリースしたGear Bluesは、繰り返しになるが、

日本が世界に誇れる金字塔的ロック・アルバムである。ロック幻想の欠片もない私ですら、

この音に触れて何も感じなければロックとは縁が無い――なんていう、胡散臭い言い回しを

堂々と述べたくなるような気分にさせられる。嘘だと思うなら、聴いてみればいい。

このアルバムで鳴らされているギターに、ベースに、ドラムスに、ヴォーカルに触れたが

最後、ズガイコツが揺れますぜ。30秒で。

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at 00:00, 某ライター, Music(20th Anniversary)

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JEJUNE 「This Afternoon's Malady」

 

 

1998年の今日、Jejuneのセカンド・アルバムにして実質的なラスト・アルバムである、

This Afternoon's Maladyがリリースされた。

 

拙ブログ開設当初に、この作品に関しては一度取り上げてはいるのだが、やはりブログの

タイトルを拝借させてもらったというだけでなく、私にとっては39年の音楽狂人生において、

相当に重要な位置をしめるアルバムであるからして、20年という恐ろしい月日の流れ、その

重さを感じつつ、恐らくは永久に再発されることもないであろう本作の魅力を、改めて

語らなくてはならない責務というものがあるのだ。誰に課せられたわけでもないが。

 

そもそも、Jejuneというバンドの事を日本で知っている人は何人いるのか――と考えたが、

もしかしたら世界中で一番このバンドを知っているのは、もっと言えば90年代エモコアを

よく知っているのは、日本人なのかもしれない(笑)。以前にも書いたように、元々は

バークレー音楽院卒という経歴を持つエリート男女が集まった3人組(後に4人組)であり、

音楽的理論や技術的なバックグラウンドは確かにあるはずなのだが、一体どういう経緯で

こういう音を鳴らすことになったのかは、正直不明である。デビュー作Junk(1997年)は、

いかにも90年代後半の、パンキッシュな面も残したエモコア・サウンドであり、本作はその

発展形と言えるのだが、グランジでもオルタナでもハードコアでもメロコアでもない、あくまで

エモコアと呼びたいあの時代の音にして、男女混声エモの完成形にして最高峰なのである。

勿論、私がそう信じているだけだが。

 

リアルタイムでこの音に出会った場所が、今働いている会社の、御茶ノ水にあった店舗(20年前の話

なので今のお茶の水の店舗ではない)だったかな。ともあれ、そういった不思議な縁も踏まえつつ、

アルバム2枚とコンピレーション盤1枚、スプリット盤のEP4枚を残しただけの、活動期間も短い

バンドが生み出した、やるせない美に満ちた白昼夢的轟音について、私なりに書いていこう。

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at 00:00, 某ライター, Music(20th Anniversary)

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奥井雅美 「Do-can」

 

 

1998年の今日、奥井雅美女史にとって通算4枚目となるアルバム、Do-can

リリースされた。もう毎年の恒例のように私物を写真に撮って書きます(笑)。

 

今から書いておくと、このブログで(続いていれば)このシリーズ記事で、彼女の

アルバムを取り上げるのは次作Her-Day(99年)が最後になる。理由は以前にも

書いた通り、私自身が00年代以降、彼女の音楽からは離れてしまったからだ。

 

そんな私が言えた義理ではないのだが、本作は奥井女史が00年代以降に矢吹俊郎氏と

袂を分かつ、きっかけというか、その兆しのようなものを感じさせるアルバムとなって

いる。所謂、既存のタイアップ曲であったり、シングル曲ばかりのアニソン歌手らしい

編集盤のようなアルバムというよりも、新曲中心の、"J-POPシンガー/ソングライター"

としての奥井雅美を、より強く印象付ける作品。勿論、19歳当時にそのような事を

明確に感じ取ったわけではないが――ともあれ前置きはこのくらいにして、いつも通り

1曲ずつ好き勝手に書き進めていこう。

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at 00:00, 某ライター, Music(20th Anniversary)

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MANSUN 「SIX」

 

 

1998年の今日、MANSUNにとって通算2枚目となるアルバムにして、LATE 90'Sの

英国ロックにおける最大級の問題作――そして恐ろしく過小評価されている――作品

であるSIXが(国内盤は2週間近く先行でリリースされている)リリースされた。

 

 

さて、これを書いているのが実際には2週間後だとか、そもそもサマソニの2日目の感想は

どうしたとか色々と自分自身に問いかけつつ、全て無視して話を進めてさせて頂こう(時間が

まるで取れなかったんです……)。

 

前作ATTACK OF THE GREY LANTERN(97年)からたったの1年半で新作が発表になった

ことに、当時驚いたのはよく覚えている。海外のバンドの作品というのは、2年3年は当たり前の

スパンでリリースされるものだと勝手に思い込んでいたからというのもあるが、当時のバンドが

持っていた勢いというか、働き者っぷり具合に、単純に感心した記憶が(笑)。ともあれ、

デビュー作が全英チャート1位を獲得し、ムーブメントとしての「BRITPOPが死んだ」90年代後半に

おいて、容赦ない程に英国を押し出した若手のバンドによる待望のニュー・アルバムという

位置付けも相まって、英国ロック好きの我々にとっての期待度は相当高かったはずだ。

私がそうだったというだけだが。

 

結果生まれた本作をリアルタイムで聴いて、衝撃を受けなかった人は逆にいるのかと

問いたい。商業的自殺という評価もある意味仕方ないと思える程に、バンドの技術力の限界を

超えた実験精神と、大英帝国の血統による高潔な美学とが生み出した、恐ろしく刺激的な、

何度も繰り返し聴かないと理解できない程の複雑さがあり、緻密な計算がはみ出してしまう

偶発的な瞬間をも捉えた、奇怪な魅力に満ち満ちたアルバムであろう。

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at 00:00, 某ライター, Music(20th Anniversary)

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LUNA SEA 「SHINE」

 

 

1998年の今日、LUNA SEAにとっては通算6枚目(メジャー5TH)となるアルバム、

SHINEがリリースされた。オリコン・チャートは余裕の初登場1位を獲得して、

ミリオンセラーを達成している。

 

何はともあれ、本作は前年の1997年に、メンバー各々がソロ活動に専念した後で、

再びLUNA SEAが集結して、作り上げられた作品であるというのは、今更な話では

あるが言及しておかなければなるまい。私個人としても、94年の中学三年生の時に

ファンになって以来、自分の心から好きなバンドが1年とはいえ活動休止するという

自体に直面したのは初めてのことであったし、RYUの河村隆一としての破格の成功や、

いちいち物議を醸し出すような事を口にしていたJ氏(笑)のインタビュー記事なんかを

読みつつ、それでもLUNA SEAなら凄いものを作ってくれるだろう、更に凄いバンド

として帰ってくるだろう、そんな風に考えながら、それぞれのソロ作品も楽しみつつ、

バンドの再始動を待っていた記憶がある。その間に、hideの死というあまりにも悲しい

現実を乗り越えなくてはならなかったのだが――。

 

世間的にも、やはり河村隆一のバンドということで(あくまでLUNA SEAを今まで全く

知らなかった世間、の話だ)、彼らの再始動は話題の的であったし、98年の4月から毎月

リリースされたシングルは、軒並みオリコン1位を獲得(例外有。後述します)。時代的に

CDバブル最盛期というのもあったが、彼らは最早ビジュアル系のトップ・バンドなどでは

なく、日本を代表するロック・バンドとして、圧倒的なライブ動員数を誇り、商業的にも

成功を収めた存在となっていたのだ。

 

そんな対外的なお膳立ても含めて、リーダー不在で全員がイニシアチブを握り、誰かの

趣味嗜好に偏ることはない、という方法論は決して不可能ではないという、LUNA SEAの

根っこにある基本的態度は本作でどのように表現されたのか。結論から言うと、その

バランスが崩れ始めたアルバムなのだろう。良くも悪くも。

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at 00:00, 某ライター, Music(20th Anniversary)

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Cocco 「クムイウタ」

 

 

1998年の今日、Coccoにとっては通算で2枚目となるオリジナル・アルバム、

『クムイウタ』がリリースされた。

 

――前回の記事から1カ月近く、最高だったPHOENIXの来日公演のレポート記事も書かず、

そもそもプライベートでも仕事でも慌ただしく、挙句の果てには39歳になっていた――

のはいいが、本当に久々に、仕事ではない文章をこうして書いている。偶然ではあるが、

前回のBONNIE PINKに引き続き、90年代を代表する女性SSWの傑作アルバムについての

記事となった。1998年という時代ならではのものかもしれない。

 

Coccoに関しては、パブリックなイメージもかなり強い人だし、多方面からの切り口で

語ることの出来るアーティストであろう。私はいつも通り、このシリーズ記事においては、

リアルタイムで出会った「音」として、当時の事を思い出しながら好き勝手に書いていく。

 

19歳になったばかりの、更に言えば英米のオルタナを中心とした洋楽にどっぷり漬かっていた

私にとって、このアルバムとの出会いは衝撃的なものであった。10代で出会った作品の中でも

その衝撃度、感動、聴きまくった回数(笑)、どれも上位に入るものである。こんなアルバムが

チャート1位になったのだから、ヤバい時代だったなあ……。

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at 21:53, 某ライター, Music(20th Anniversary)

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Bonnie Pink 「evil and flowers」

 

 

 

1998年の今日、Bonnie Pinkにとっては通算3枚目となるオリジナル・アルバム

evil and flowersがリリースされた。

 

さて、ボニーピンクである。先に書いてしまうと、私が彼女の音楽をまともに聴いていた

のは次作Let Go(00年)までであって、こんな風に20周年を祝う文章などを書いていい

ものか、なんて思わなくもないが、19歳当時の私は、このアルバムを知って以来、毎日の

ように聴いていたのだから、まあ許して欲しい(笑)。

 

私たちの世代であれば、彼女の名前は某アニメの主題歌にもなった"It's gonna rain!"

知った人も多いのではないか。私はその時点ではそこまで興味を持つことは無く、

当時流行していたスウェーデン・ポップ、並びにトーレ・ヨハンソンというブランド

(当時はブランドといっていいレベルだった)にも、幾つかのアルバムを聴いてはいたが、

別段惹かれるものではなかった。考えを改めたのは、本作リリース後にシングル・カット

された"金魚"を偶々耳にしてから。物凄い衝撃を受けて、即アルバムを購入した事を

今でも覚えている。そのまま前作Heaven's Kitchen(97年)、デビュー作である

Blue Jam(95年)と遡って聴いたことも懐かしく思い出される。

 

90年代後半は、coccoや椎名林檎、aikoに川本真琴、そして宇多田ヒカル等々、強烈な才能と

個性を持った女性SSWが続々とデビューを果たし、商業的にも大きな成功を収めたが、

その中でもいち早くデビューし、特大ヒットに恵まれたわけではないが、独自の路線を

歩んでいたボニー・ピンク。繰り返しになるが、彼女の事を詳しく語れるような知識も

思い入れも無い、そんな私にも本作の存在はとても重要なものであって、10代で知った

大切なアルバムの1つである。以下、いつも通り好き勝手に書かせて頂こう。

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at 00:00, 某ライター, Music(20th Anniversary)

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BUCK-TICK 「SEXY STREAM LINER」

 

 

1997年の今日、BUCK-TICKにとっては記念すべき通算10枚目となるオリジナル・アルバム

SEXY STREAM LINERがリリースされた。B-Tが87年にメジャー・デビューを果たしてから

ちょうど10年目のアルバムであり、かつマーキュリー在籍時唯一の作品という、BUCK-TICKと

いう日本が世界に誇る偉大なバンドのディスコグラフィの中でも、ある種特殊な立ち位置にある

作品であろう。

 

それでは、肝心の中身はどうだろう。私が思うに、本作のサウンドが持つ独自性は、それこそ

RADIOHEADのOK COMPUTERがあり、The ProdigyのThe Fat of the Landがあり、

PRIMAL SCREAMのVanishing Pointがあり、テクノ畑でもロック色の強い、当時の言葉で

言えばデジロック(笑)御三家のThe Chemical BrothersのDig Your Own Holeが(OASISの

ノエル・ギャラガーが参加した"Setting Sun"が街でよく流れておりました)、ドラムンベースの

重要作、Roni Size/ReprazentによるNew Formsがあり、……といったような、97年という

時代の空気をはっきりと感じさせながらも、20年経った今も、際立ったオリジナリティは全く

色褪せることはないものだ。鬼才、今井寿氏の時代性と未来志向が共存するセンスが爆発し、

ジャンルレスなノイズが飛び交い、実験的であり、非常にユニークなアルバムと言えるだろう。

私個人としては、特に90年代のB-Tの作品群はもっと世界へと発信すべきであった、否、今改めて

発信すべきと考えているが、本作のサウンドは、それこそ同時代的な評価が日本の音楽メディアに

おいて、もっとあれば……などと夢想している。もしかしたら、その後のB-Tの20年が全く違った

ものになっていたかもしれない。あくまで、一音楽ファンの妄想に過ぎないが。

 

 

勿論、当時高校三年生だった私がそのような感想を抱いたわけもなく、むしろ戸惑いの方が

大きかったような気もする。同時に、その戸惑いの中から多くの音楽を知り、20年後の音楽廃人

としての道筋がますます定められてしまったのかもしれない(笑)。

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Dragon Ash 「Mustang!」

 

 

1997年の今日、DRAGON ASHにとっては初のフル・アルバムとなるMustang!がリリース

された。同年の2月にミニ・アルバムThe Day dragged onでメジャー・デビューを飾り、

4月には同じくミニ・アルバムのPublic Gardenを、10月にはアルバムの先行シングル

となった"Rainy Day And Day"をリリース……と、ハイスペースで作品を発表してきた彼らの

最初の第一歩は、全15曲64分というボリュームの大作であった。

 

 

さて、ドラゴン・アッシュである。拙ブログに彼らの記事を書くことになろうとは、2017年の

現在までブログなるものを続けていなければ、恐らく有り得なかったであろう(笑)。

私は彼らのハードコアなファンでもなんでもないし、好きで聴いていたのは、1年後にリリース

されたセカンド作Buzz Songs(98年)まで。その後、大人気バンドとなった彼らの楽曲は、

本当に流行っていたので耳にはしていたが、特にのめり込むことはなかった。その程度の関わり

しかない人間が、このような文章を書いていることに違和感を覚える人もあるやもしれぬが、

20年前、18歳の私はこの作品がとても好きで、熱心に聴いていた。文章を書く理由としては

それだけの事であるし、それで十分だと考えている。

 

いつも通り、当時の記憶を掘り起こしてみると、私が彼らの事を知ったのは、まあ分かる人は

分かるだろうが、前述したシングル曲"Rainy Day And Day"が最初である。『VIRUS』という

TVアニメ作品のタイアップであったこと、後はこれまたお馴染みTV埼玉の伝説的番組である

『HOT WAVE』(と、思ったら現在も放映している事を今知った)でよくこの曲が取り上げられて

いたのだ。バンド自身も出演したことが……あったはず。確か。この番組は90年代当時、主に

ビジュアル系のバンドが多く出演していたが、同時にミッシェルなんかも出演していたことが

懐かしく思い出される。埼玉県民にとっては最高の音楽番組だったのだ。

 

閑話休題。ともあれ、ドラゴン・アッシュのサウンドに衝撃を受けた私は、すぐさま上述した

ミニ・アルバムも入手し、その後リリースされたデビュー・アルバムも当然発売日に購入した

のだが、実際問題、当時彼らの事を知っていた、聴いていた人はそれなりに音楽好きな連中

ばかりであったというのが偽らざる実感である。本作は商業的にはそれほど成功したわけではなく、

恐らく降谷氏もその結果に失望したであろう。その事が、次作以降のヒップ・ホップへの傾倒に

繋がっていくわけだが、逆に人気バンドとなってからの彼らしか知らない人にとっては、ある種の

先入観、主に"Grateful Days"から生まれたイメージで、悪い奴は大体友達だとか、親に感謝

しまくってるとか、揶揄の対象であったことも事実だ。勿論昔の話だし、今となっては彼らが

HIP-HOPなる音楽を日本で(特にHIP-HOPを聴かない、知らないという層に)広めたという功績が

再評価されていたりもする。多面的な評価のされ方をしているバンドであることは間違いない

だろうが、ここではあくまで1つの作品として、1997年に生まれたオルタナティヴ・ロックと

しての本作を、個人的な思い出と共に語っていきたい。

 

若干18歳であった降谷建志氏を中心とした彼らのサウンドを、同じく79年生まれで18歳の私は

どのように聴いたのか。私は、本作を90年代後半の日本におけるロック・サウンドの重要な証言の

1つである、と考えている。そんな事に留意しつつ、読んで頂ければ幸いである。

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THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 「chicken zombies」

 

 

1997年の今日、前作High Time(96年)からきっちり1年後に、ミッシェルにとっては

通算3枚目となるアルバムがリリースされた。以前にも述べた通り、本作はバンド史上初

となるオリコン・チャートTOP10入りを成し遂げた、言うなれば商業的に成功を収めた

作品であり、名曲シングル"バードメン"がバラエティ番組のタイアップ曲として起用されて

スマッシュ・ヒットを記録したことも含めて、俗にいう出世作と呼べる1枚であろう。

 

が、同時にバンドにとっての変革期を迎えるべく放たれた作品である、と私は考えている。

それは勿論、その後のミッシェルの作品群を経た上で導き出された結論だが、初期2枚で

見せたパブ・ロックやブリティッシュ・ビート、といった英国的要素は、勿論本作でも

随所に聴かれるものではあるが、そのスタイルは更にラフになり、ガレージ的な攻撃性が

強まったのが本作である。先行シングルの"ゲット・アップ・ルーシー"、本作収録曲でも

2曲が、かの有名なToe Ragスタジオで録音されており、デビュー間もないバンドにしては

非常に洒落た味わいで洗練されていた前作前々作と比べて、全体的に荒々しいサウンドへと

移行しているというのは、彼らのアルバムを時系列で聴けばすぐに理解できることであろう。

ここから1年後に、ルックス及びファッションも革ジャンとデニム・パンツへと姿を変え、

アメリカ的ブルーズへの憧憬や彼ら流儀のヘヴィなサウンドへと突っ走る事を思えば、やはり

本作の立ち位置というのは、バンドのディスコグラフィにおいてある種特別な、そして重要な

ものであったのだ。

 

そんなアルバムを、これも以前に書いたことだが、当時18歳で高校卒業という岐路に立って

いた私はどのように受け止めたのか。好きなバンドの新譜という事以上の思い入れがある故に、

今回の文章もねちっこいものになることを、先にお詫びしておこう(笑)。

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