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by Mizutamari (From Japan)
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3/18 (火) 新代田FEVER 〜 SONDRE LERCHE & YOUNG DREAMS JAPAN TOUR 2014



何はともあれ、まずはこのイベントを企画したFLAKE RECORDさん、及びバンドや
関係者全ての方々に感謝したい。音楽って素晴らしいな、そう単純に思えるライブを
観ることができたというのは、私の如き音楽馬鹿によっては、至福のひと時なのだから。
いちいち細かい感想を述べていくのも野暮に感じてしまうが、同時に文章を書かないと
気が済まない性質でもあるので、いつも通り観た順に思ったことを述べていこうと思う。

●U&DESIGN

全く知らない日本人のバンドだったのだが、完成度の高いポップ・ソングを鳴らす、
実力派であった。山下達郎や所謂90年代の渋谷系、初期ミスチルの匂いもちらっと
感じられたし、フェニックス(仏)辺りとも共振する、非常に洒落た味わいのサウンド。
7thコードの魔力に魅入られたような素敵なコード進行、そして細やかなアレンジで
彩られた楽曲は、上述したように非常にレベルが高い。ギタリスト、そしてヴォーカル氏も
顔でギター・ソロを弾くタイプなのが良いし、リズム隊は実にしなやかでグルーヴィ。
このような音は、音楽が好きで好きでしょうがない、更に音楽全般に相当詳しくないと
出せない類いのものなので、そういうバンドは観ていて嬉しくなるというもの。個人的
には、まあこういうサウンドを日本人が鳴らすとこういう歌声になっちゃうよね・・・と
思ってしまった面もあるのだが、それは単に好みの問題、ということで。

●PUT YOUR HANDS UP FOR NEO-TOKYO

YOUNG DREAMSのメンバーによるプロジェクト。会場でデビューEPが先行発売、と
いったくらいのキャリアなので、まだ手探りの感はあったが、エクスペリメンタルな
要素とポップなセンスがごっちゃになった雰囲気が面白かった。所謂キャッチーさ
よりも、実験的・・・いや遊び心の方に傾いたサウンド・デザインといった趣。今時な
シンセ・サウンド、ちょっとしたノイズの中に、何処か牧歌的なメロディが不意に
聴こえてくるのは、やはり北欧ならではというべきか。

●SONDRE LERCHE

ディスコ〜シンセ・ポップ風のSEが流れる中、ステージ袖に待機していたラルケ氏は
ノリノリで踊っていらっしゃいました。ああ、こういう人なんだ! とその時に感じたの
だけど、その後ふらりとステージに現れて、ギター片手に元気良く我々に挨拶した
稀代の音楽家は、音源だけでは分からなかった、圧倒的な熱量を持った・・・そう、
全身全霊のミュージシャンであった。

最初の数曲はギター1本、その後ベーシストが参加、そしてドラムスが参加、といった
流れのライブだったわけだが、スタジオ音源での瀟洒なサウンド・アレンジとは全く
違う、一言で言えば限りなくロックなラルケ氏が、ここにはいた。あまりにもジェントルで
ありながらも、想像以上にパワフルな歌声は、あの名ライブ盤Bootlegsを遥かに
超えるもの。力強いブルース・シンガーのような弾き語りっぷりに、もう痺れまくり。
オーディエンスも熱心なファンが多く集まったようで、Modern Nature”なんかは
例の歌の掛け合いも実現して、ラルケ氏自身も驚いたような顔をしていたくらい。
ちなみに、どうやら最初のアコースティック・セットは東京初日と今回観た2日目とで
全くセット・リストが違ったらしく、今更ながら2日間行くべきだったと後悔することしきり。

閑話休題。アコースティック、といってもギターに空間系のエフェクターをかけるなど、
単なるアコギ弾き語りといった感じのパフォーマンスとは違う、プレイヤーとしての
ラルケ氏の力量が伺える一面であった。バンド形態になってからは、ラルケ氏の
情熱的なロック魂が炸裂し、強烈な歪みでギター・ノイズを撒き散らす姿は、見紛う
ことなくロックンローラー。ネオアコ色の強いPrivate Callerなんかも、ライブだと
荒々しさが増していたし、ガレージ色の強いリフで引っ張るPhantom Punch
いったナンバーでは、繊細なポップ職人といったイメージを完全に打ち破るような
激しさであった。もう最高にカッコいい。

個人的なハイライトはTwo Way Monologue。あまりにも美しいメロディは当然
ながら合唱となったが、この楽曲も3ピースのバンドによるライブならではの、
音源からは感じられなかった新たな魅力が引き出された格好となった。スタジオ
音源で印象的なキーボードのフレーズが無いのは仕方ないのだが、元の楽曲の
素晴らしさが完璧なレベルだからこそ、どのように演奏してもその素晴らしさは
1ミリたりとも変わることは無い、そういうことなのだろう。後半の転調してがらりと
雰囲気が変わる辺りは、ほのかにサイケな匂いも漂う、インプロのような展開を
見せ、ライブならではの緊張感を演出。最後のサビに戻る寸前の、ラルケ氏が
ギターを高々と掲げて放出したノイズは今も目に耳に焼きついている。これを
観れなかった方々は後悔するといい(笑)。

MCは長年日本に来られなかったことへの謝意、関係者への感謝、といった
真面目な内容も多かったが、上述したように非常にお茶目な人でもあるので、
「(俺の名前の発音は)ソンドレ・ラルケ!!!」と絶叫するように何度も叫んでいたのが
本当に笑えた。最後にぽろっと、「待っていてくれて本当にありがとう」といった
ニュアンスのMCを発したときは、何だかほろりとさせられたけれども。

ラスト曲は、永遠の名曲Sleep On Needles。サビの部分で、時間がこのまま
止まってしまえばいい、永遠にこのリフレインが繰り返されればいい、そんな戯言
さえ浮かんできた。これが、本物のポップ・ソングである。本物のミュージシャンが、
音楽愛に満ちた音楽家が生み出した、素晴らしい永遠の旋律なのだ。

本当、色々な原因があるにせよ、何故ソンドレ・ラルケほどの素晴らしいアーティストが
ずっと来日できなかったり、日本盤も出たり出なかったりといった状況なのだろうと思い、
私なりに某雑誌にアルバムのレビューを書くなどして何とか彼の知名度を上げていこうと
努力したこともあったが、今回のツアーで確実に彼のファンは増えたはずだし、今後
出るであろう新作は、是非に国内盤のリリースが実現し、その新作を携えた来日公演
を改めて実現させたいものだ。

だが、今は言いたいことはこれしかない。ありがとうソンドレ・ラルケ。

●Young Dreams

正直ラルケで完全燃焼してしまったのだけど、結論から言うとかなり楽しめた。名前
くらいしか知らなかったノルウェーのバンドなのだが、あえて先入観を持たずに音源も
何も聴かずに臨んだのが吉と出た。個人的な感触で言うと、60年代ポップス風の
見事なコーラス・ワークを軸としつつ(フロントの4人がヴォーカルを取る)、現代的な
シンセ、エレクトロ・ビートを駆使したサウンドのテクスチャーは新しくも懐かしい
ような気持ちにさせる。生のリズム隊によるグルーヴもあり、単なるシンセ・ポップ
とは違う面白さがある。パッション・ピットばりのキャッチーさもあるし、北欧伝統の
温かみとひんやりとした情緒を同時に持ち合わせたメロディがある。それでいて、
10年代以降を感じさせるサウンド・メイキングのセンスも十二分に感じられる。

ライブ・パフォーマンスという点においては、まだ若干の甘さも感じられたが、
今後もっと大きな舞台でライブをやるようになるのでは、と期待させるオーラは
ちゃんとあった。冒頭で2回イントロを間違えて、「めっちゃ短い曲」みたいなことを
言ってちゃんとセット・リストにカウントしていたのは笑えたけど。


今回のようなイベントを今後も継続してもらうには、やはり我々音楽愛好家が
足しげくライブに通わねばならぬ。CDを買わねばならぬ。無論、それはどの
ジャンルでも同じことだと思うし、たくさんのジャンルの音楽を聴けば聴くほど、
消えていくお金も増えていくことになるのだが・・・そこは自分に対して不問と
いうことにしておこう(笑)。


 

at 23:23, 某スタッフ, Music(Live Report)

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