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madeleine(demo)
by Mizutamari (From Japan)
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6/19(金) TSUTAYA O-WEST 〜 Creature Creature Tour 2015 「EARS OF BABYLON」



生と死、形而上学的エロティシズムが跋扈し、サイケデリックな世界観が虚構と現実とを
反転させ、流転させ、精神の深遠と肉体的な知性とが夢を見る、徹底した美学の先。

CREATURE CREATUREの生み出す漆黒であり真紅のヘヴィネスに与えられた音楽的快楽、
それをたっぷりと享受できた、私のような人間にとっては、まさに至福の3時間であった。
 

約1年半ぶりのCREATURE CREATUREのライブ。雨が降ったりやんだりと実に梅雨らしい
天候の中、向かった先は渋谷WE……ではなくTSUTAYA O-WEST。実は個人的には初めて
足を運ぶハコである。むかーし、初めてNESTに行こうとした時に、WESTへ続く階段に並んで
しまって、「妙にバンギャちっくな子ばかりだな」と思いつつ、前にいた女性に聞いてみたら
大恥かいた、という苦い記憶が呼び起こされてしまった(笑)。

今回は短いツアーではあるが、新曲も披露するということで、これは新作リリースの布石かと
期待しつつ、是非観ておきたいと思い立ったわけだが、今回もまた、彼らの徹底した美学が
黒い輝きを持って迫りくる美しいへヴィネスの応酬に、冒頭の繰り返しにはなるが、私の
ような人間にとっては至福としか言いようのない時間を過ごさせてもらった次第である。

ほぼ定刻通りに、まずは演奏隊の4人が登場。HIRO氏はいつもの通りHIRO氏(笑)。人時氏は
4か月ぶりの再会となったが、こちらではアイラインなどの化粧も施しつつ、CCモードでの
人時といった趣。黒を基調としたスタイルのメンバーが多い中、金髪が映えていたSHINOBU氏、
初期BUCK-TICKかよと思わせるおっ立てヘアーとタンクトップ姿にちょっと驚いたササブチ氏、
とこの4人で並ぶ姿もすっかり定着している印象だ。説明するまでも無く、全員が歴戦の兵で
あり、場数を踏んできたミュージシャンならではのオーラは存分に放たれていた。それ故に、
最後に現れたMORRIE氏の怪物ぶりというか、カリスマなどという、随分と安っぽくなって
しまった表現すらも適さないであろう存在感は、より際立っていたように感じた。

1曲目から難解な"Mirrors"でスタート。一気にMORRIE氏の提示する世界に一気に引き込まれて
いく。最初こそ、ほんの少しだが演奏が噛み合っていないと感じた瞬間もあったのだが、そこは
ベテラン勢が揃う彼らであるからして、そんなことを感じたのは、それこそ一瞬のことであった。
特にササブチ氏の熱演は、先に結論から言ってしまうと今回のライブでは最も光っていたと思う。
明らかにビルドアップされた肉体は、まるでCCの楽曲を演奏する為のものであるかのようだ。

2曲目の"Cluster"、続く"Dream Caller"と、7弦ギターと5弦ベースを駆使したヘヴィネス、
高度な技術を持った面々だからこそ成立しうるプログレッシブな楽曲展開、恐ろしく美しい
メロディが同居したCREATURE CREATUREの世界観は、やはり唯一無比であることを早くも
再確認。彼らの鳴らす音は、拙ブログにおいて何度となく言及している、あくまで音楽としての
90年代ビジュアル系、そしてTOOLやDEFTONESなどを彷彿させるヘヴィ・ロックの方法論が
見事な形で融合し、進化し、深化した先に、80年代から活躍するMORRIEという絶対的な
フロントマンの元へと集結したが如きものなのである。あくまで私の中では。だからこそ、
CREATURE CREATUREの音世界は、私のような音楽人生を歩んでいるリスナーにとっては、
驚くほどに違和感も無く五臓六腑に沁み込んでいくのだろう。

今回、最も注目されていた新曲も素晴らしい出来栄え。後々のMORRIE氏のMCで分かった
ことなのだが、今回披露された新曲はMORRIE氏、人時、SHINOBU氏の3人がそれぞれ
作曲した3曲。言うまでも無くCREATURE CREATUREの頭脳はMORRIE氏であるのだが、
作曲者の色がそれぞれの曲ではっきりと刻印されていたことが、実に興味深く感じた。
確か最初に披露された曲がSHINOBU氏作曲のもので、イントロから疾走する、いかにも
人時氏らしい和音を使ったベース・ラインを軸に、SHINOBU氏の溢れ出んばかりの
90'Sビジュアル系サウンドへの愛が迸る楽曲であったことが、私としてはもう嬉しくて
嬉しくて(笑)。今回も披露されていた名曲"Gone By Rain"もそうだが、彼、本当に心の底
からあの時代の音が好きなんだろうなあって。そうでないとあんな曲は作れません。
MORRIE氏の曲はヘヴィであり複雑かつ難解な楽曲。それでいて踊れるような展開が
盛り込まれていたりして、これもまた氏らしい一筋縄ではいかない世界であろう。
そしてわざわざMCにて人時氏の曲と前置きした楽曲は、CREATURE CREATUREの音楽
ではあまり見られなかったシャッフル・パターンのビートで、黒夢でもそういう曲を
作っている人時の一面が出たな、とこれまた私のような人間はにんまりです。途中で
ベース・ソロ的なパートもあり、シャッフルからタイトな8ビート、そして16ビート
的な展開へと変化していくのも面白い。先に言及してしまうが、12月辺りにはどうやら
新作リリースもほぼ決まっているようなのだが、今回の新曲が収録されるのかどうかは
未定とのこと。しかし、どの曲も素晴らしかったから是非入れてもらいたいところだ。

本編後半は、MORRIE氏の関西人的ゆるめMCも交えつつ(笑)、"dead Rider" "swan"
"Aurora"と怒涛の展開で、攻撃的なCREATURE CREATUREが炸裂。40代〜50代
が中心のメンバーとはとても思えない、そこらの若い衆などが裸足で逃げ出す攻撃性、
勢いだけではない、ベテランかつ優れた技巧を持ったプレイヤーならではの匠の技術が
混然一体となり迫りくる。その中でも、スタジオ音源以上のパフォーマンスを魅せる
MORRIE氏の素晴らしい歌唱力、その表現力には脱帽せざるを得ない。彼の場合は、
ライブが進むごとに上り調子になっていくのだから、MORRIEに憧れるミュージシャンは
多くいるだろうが、目指す人間がこんな化け物級であったら、後続のシンガーからすれば
たまったものではないだろう。そもそも、今回のライブでもMORRIE氏が言及していた
通り、彼は90年代初頭から半ばまでののソロ活動以降は長い沈黙があって、CCとして
ステージに立った時は、10数年振りのシーン復帰であったのだから、やはり天性の
フロントマンであるとしか言いようがない。上述したカリスマもそうだが、巷には、
そのような表現が大安売りされているのが現状ではあるが、言うなれば選ばれた本物
なのだ。それは私ごときが力説するまでもないことだが、やはり強調しておきたい。

アンコール曲はPHANTOMSからの冒頭2曲を披露し、その後はまたもMORRIE氏
による長めのMC。清春氏もそうだが、このだらっとした長いMCは西の人特有のもの
なのだろうか(笑)。今年の12月でCREATURE CREATUREが発足10周年を迎えることや
メンバーとの漫才のようなやり取り、先程触れた新作のリリースについて、年末恒例の
鹿鳴館でのライブ、そしてカウントダウン・ライブの実現(するかもしれない)であったり
今後の予定を語りつつ、震災の事にも触れ、30年のキャリアを持つMORRIE氏の胸中は、
勿論推し量ることなどはできないが、様々な想いが去来していたのかな、と個人的には
想像する。1年少し前に観たMORRIE氏の50歳記念ライブで、彼が口にしてた事を、
ふと思い出したりもした。

「君たち、好きなように生きなさいよ」

その後は恒例の演奏曲リクエスト大会となったのだが、色々ありつつ、何と新曲3曲を
もう一度披露することに。何故かHIRO氏が「(マイクを通さずに)いいですよ!」とやる気
満々だったのに対して、ササブチ氏の苦い顔には思わず笑ってしまった。それぞれの
作曲センスみたいなものについてメンバーが語っていたのも興味深かった。売れる曲は
shinobu氏、MORRIE氏の曲はマニアックでえげつない、みたいな(笑)。本人は全くもって
マニアックだとは思ってないとのことだったが、人時氏から言わせると、

「いや、マニアックですよ」だそうです。「クセになるメロディ」とも仰ってましたが。

リクエスト通りに新曲3曲を立て続けに披露し、ラストは旧サポート・メンバーのminoru氏
(AKA:室姫深)による名曲"Amor Fati"と、定番化しているという"千の闇夜に"でもって、
3時間に及ぶライブは終了した。


勿論、聴きたい曲は他にもあったにせよ、十二分に満足できるライブであった。彼らの
提示する音楽は、もっともっと多くの音楽ファンに聴かれて然るべきものであるし、いっそ
海外のフェスなどにも参加してもらいたいくらいだ。00年代のメタルコア〜スクリーモなどに
影響を受けた若い衆が海外で評価されることも素晴らしいのだが、CREATURE CREATUREの
ような音は日本人だからこそ鳴らしうる音であるし、それこそビジュアル系の歴史なんてまるで
知らない人達へ届かせる為にも、より大きな舞台に立ってもらいたいと願わずにはいられない。

だからこそ、渋谷duoではsukekiyoのライブが行われていたということが、どうにも解せない
のである。どちらもファンが被っているとは言わないが、双方のファンがどちらのバンドの音も
気に入る可能性は間違いなくあるはずだし、スケジュール的に致し方ない事情があったのかも
しれないが、こういうブッキングはシーンを縮小化させるだけだろう。


※過去のライブ・レポート記事※

2012年 11/15(木) TOKYO DOME CITY HALL 〜 鹿鳴館伝説PART狂緤
2013年 12/30(月) 目黒鹿鳴館 〜 CREATURE CREATURE
『Night 2: INFERNO 〜劫火に焼かれて〜』 前編

2013年 12/30(月) 目黒鹿鳴館 〜 CREATURE CREATURE
『Night 2: INFERNO 〜劫火に焼かれて〜』 後編

at 23:06, 某スタッフ, Music(Live Report)

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