smtwtfs
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
sponsored links
profile
flag counter (2011 7/22〜)
free counters
Free counters
My Music Works

madeleine(demo)
by Mizutamari (From Japan)
スマートフォンの方は↓で。
スマホ版表示
new entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
links
mobile
qrcode
others
無料ブログ作成サービス JUGEM
search this site.
<< 音楽的雑記色々。 | main | 音楽的独り言。 >>

3/6(日) 代官山UNIT 〜 mouse on the keys ”LIVE AT RED BULL STUDIOS TOKYO” RELEASE TOUR



ようやく観れました。そう、mouse on the keysのライブである。09年リリースの
1stアルバムan anxious objectと出会って彼らの音楽を知ってから、もう7年近く
過ぎてしまったが、ようやく諸々の事情など含めたタイミングも合い、この度初の
ライブ参戦と相成った次第である。

結論から言うと、ゲストのLITEも含めて最高の夜を過ごさせてもらった。いやもう、
本当に本当に最高の夜。最高のライブ。最高最高言い過ぎて安っぽく聞こえてしまう
だろうが、それほどに素晴らしい体験であったのだ。

●LITE

彼らの音楽を追っているわけではないが、ライブ自体は奇しくも7年前の2009年に、
MONOが主催していたRaidWorld Festivalというイベントで観たことがあった。
そのイベントも素晴らしい内容であったことはよく覚えているが、7年振りの再会と
なった彼らのライブ・パフォーマンスはあの時とは比べ物にならないくらいに、
演奏能力から表現力、楽曲のクオリティに至るまで、全てがレベル・アップしていた。
勿論、音源を聴いてない私が偉そうな事は語れないのは確かなのだが、あくまで
ライブの印象だけで語るなら、そのような印象を受けたということだ。

メンバーはいかにもうちの職場に足しげく通っていそうな、ナイーブそうなお兄ちゃん
連中というのは変わらない雰囲気だったが(笑)、ラップトップ及びシンセサイザーが
ステージに鎮座しているのを確認し、私が観た頃とは違う次元へと踏み込んでいたことを
知る。事実、インスト〜マス・ロック的なサウンドを基調としつつも、積極的に同期ものを
取り入れた楽曲も多く見受けられ、この7年間の間にそういう方向性に舵を切ったのだなと。
それでも、流行りのEDM風のバキバキのエレクトロみたいな音になるはずもなく(笑)、
彼らの音楽性と同様に、硬質なエレクトロ・ビート、シンセ・サウンドが実に有機的に
バンド・サウンドと融合していたのはさすがの一言。変拍子だらけで、単純に踊れる
ような音ではないが、決して難解というわけではなく、所々にキャッチ―なフレーズが
盛り込まれ、情報量が多いながらも散漫な印象が無いのは、数多くのライブによって
鍛え上げられたバンド・アンサンブルと、楽曲作りのセンスの賜物であろう。

所謂ポスト・ロック、マス・ロック的なサウンドを指向しているバンドは、基本的に
技術はあって当たり前、その先からが勝負になってくるのだが、そこは既に10数年の
キャリアを持っているバンドなので、安定感は抜群。メタルとは違った、変則的な単音
のギター・フレーズによる(言ってしまえば)ツイン・リード、時にベースも加わった
トリプル・リードみたいなサウンドは、やはりこういうバンドならではで、何だか久々に
この手の音を聴いたこともあって、実に気持ちいい。あ、私はこういう音もやっぱり
好きなんだな、なんて再認識させられた気分だ。時折、ヴァンパイア・ウィークエンド
以降のUSインディ的な雰囲気もほんのり感じられて、ちゃんと同時代の空気もしっかりと
吸収しているのだな、と感じたりも。ベースがワウをかましてスラップする楽曲なんかは、
ちょっとしたコーラスも導入し、ハッピーな雰囲気を演出していたのも、意外だったけど
なかなか良い感じ。硬軟織り交ぜた、手数多しの怒涛のドラムスも当然ながら素晴らしい。
叩いている時のドラマー氏の表情も、凄く良かったな。

MCは7年前の印象と変わらず、何ともナイーブな雰囲気でしたが(笑)、日本のみならず、
世界的に活動を続けているバンドが顔を合わせて対バンできることへの喜びと、静かな
誇りと自信みたいなものは感じられて、何だか嬉しくなってしまった。インストである
以上、言葉の壁が無いし、音だけで勝負してきたバンドだからこその説得力なのだ。

●mouse on the keys

転換中のSEがRage Against The MachineのThe Battle Of Los Angelesという
あまりにも素晴らしすぎるチョイスだったので、こっちの興奮も高まるばかり。
とはいえステージに目をやると、キーボード2台とドラムスが向かい合うように
設置されており、スクリーンの演出もあったので、やはり所謂ロック的なものとは
違った雰囲気であった。こういう系のライブも色々と観てきた私ではあるが、
今回のライブは冒頭で述べた通り、とにかく素晴らしい、数え切れないライブ体験
の中でも一際記憶に焼き付いて色褪せることが無いであろう、至福の体験であった。
それは何度書いても飽き足らないので、しつこいようだが先に書いてしまおう(笑)。



30分ほどのセッティング時間が過ぎ、ようやく場内が暗転してメンバーが登場。
黒を基調としたモード風のファッションに身を包んだ3人と、サポート・プレイヤーの
サックス奏者を含めた4人の男達。彼らは、アルバム・ジャケットを見ても分かる
通り、自身の音楽性におけるイメージみたいなものにもかなり拘っているので、
それはライブでも変わらないのだな、と感じて思わずニヤリ。

心地良い緊張感と共に、ライブが始まった。凄い。予想はしていたが、予想を軽く
超える凄さ。同期ものを使用しているとはいえ、ドラムス、キーボード2台、という
基本のアンサンブルだけで、これほど凄い音を鳴らしてしまう彼らはやっぱり凄い。
情熱的な、時にフリーキーなサックスも本当に素晴らしい。スクリーンに映し出される
白と黒で構成されたイメージ映像も、彼らの音楽にぴったりはまっている。彼らの音は
観ている我々を違う世界へ誘う。音源だけでも様々なイメージが想起されるタイプの
バンドではあるが、ライブではそれがより強まった形で、上品に、時に乱暴に迫って
くる。これほどのバンドのライブを今まで観てこなかった自分、後悔先に立たず。

川崎昭氏のドラムスは噂通り、否、それ以上の迫力と凄まじさで、観客に向けて鋭い
視線を投げかけたかと思えば、良い笑顔を浮かべたりもして、繊細さと凶暴性とが
混然一体となった、緩急自在なんて言うレベルではないプレイは、ライブで観て
初めて本当の凄味を理解できるというものであった。並のメタルやハードコアな
プレイヤーが裸足で逃げ出すレベルのバスドラ連打、叙情的なピアノを際立たせる
場面における寄り添うようなプレイ、そのどれもが一級品であり、全身全霊なのだ。
ピアニスト2人も当然負けてはおらず、両人がメロディもリズムも担当している
ので、2台のピアノの音が激しく情熱的に絡み合う様は、あまりにも美しく、
あまりにも刺激的。同期もののサウンドも私には非常に馴染みやすいというか、
00年代のエレクトロニカ全盛を彷彿させるビート感覚、グリッチ・ノイズ、
といったサウンド・テクスチャーがね、もう気持ちいいとしか言えません(笑)。

どの楽曲がどう、というよりも、全てが繋がっているような、ライブの全体像が
1つの楽曲として機能しているような、そういった類のライブ体験。しかも、
これは川崎氏自身が言及していたように、新曲もあったし、既存の楽曲も音源
と比べてライブ・バージョンというか、別アレンジとして生まれ変わっており、
しかもそれはライブを重ねる毎に変わっていっているそうだ。彼らほどの技術が
あれば、音源そのままでライブ演奏することは可能だろうが、決してそのような
事はせず、有機的な変化という道を選んでいるバンドならではの凄味は、初の
ライブ体験となった今回だけでも、私としては十分に感じられたのだ。

そしてもう1つ重要な、というか是非書いておきたいのが、件の川崎氏による
しょうもないギャグを交えたMC漫談(笑)。無口な人達なのかな、と勝手に想像
していたのだが、無口なのはキーボード担当の清田敦氏と新留大介氏で、とにかく
川崎氏は喋る喋る。カナダ・ツアーでの体験を話したくてたまらなかったようで、
非常に面白い話を多く語っておりました。何せ、ドラムに座ったままでなく、
MC用のマイクが傍に置いてあって、立ち上がってマイクを片手にひたすら喋る
のだから(口下手なんですけどね、とも仰ってましたが)。そんな40代男(今年で42歳に
なりました、と本人が語ってました)の独り語りの中で特に印象深かったのが、今年で
バンドが始動して10年になるといったことに言及しつつ、

「前はnine days wonderってバンドにいて」
「諸事情あって退社したんですけど」

これには同じく元nine days wonderの清田氏も思わず苦笑いな顔でしたねえ。
前バンドで活動していた当時の事は、こちらのインタビュー記事で川崎氏自身が
詳しく話しているが、そもそも川崎氏は(9DWが鳴らしていた)所謂90年代の
激情エモコアやポストHCといった音楽には、最初は懐疑的であったそうだ。
それがバンドをやっていく内に好きになっていったと。結果、このようなMCを
発してくれるわけです。

「JOAN OF ARCと一緒にライブやります」
「JOAN OF ARCね。元Cap'n Jazz。知ってます? カッコいいですよ」

こんなMCをするミュージシャンが駄目な音楽やるわけない、なんて私なんかは
思ってしまうし、あの瞬間は発作的に声を上げて拍手してしまいました(笑)。

話がライブからだいぶ逸れてしまったが、このような素晴らしいバックグラウンドを
持ち、上述したインタビュー記事にあるように、日本のポスト・ロックの代表格などと
呼ばれながらも、むしろポスト・ロックに反逆してやるんだ、なんていうスピリットを
掲げて果敢に新たな音楽を創造し続けるミュージシャンの在り方が、今回観たライブに
明確過ぎるほどに刻まれていたことに、私はひどく感動した。日本で彼らのような
バンドがいることが誇らしくなったし、ライブ後半では、エモーショナルが溢れ出すぎて
川崎氏と清田氏が立ち上がってプレイしている姿を観て、何だかこみ上げるものがあった。
隠しきれぬハードコア畑のスピリットが垣間見えて、ひたすらカッコ良かったな。

アンコールにも応え、最後まで激烈なテンションのままプレイし、熱くクールにステージを
去った男達。ほぼ満員のオーディエンスからも、大きな拍手が巻き起こっておりましたよ。


残念ながら、仕事の関係でJOAN OF ARCとの対バンを観ることはできないが、今年は
ライブを精力的に行っていく予定とのことなので、今年中にはもう1回観ておきたい。
ともあれ、本当に素晴らしい体験であった。ありがとう、mouse on the keys & LITE。


●mouse on the keys the flowers of romanceについての記事はこちら

at 00:10, 某スタッフ, Music(Live Report)

comments(0), trackbacks(0), pookmark

スポンサーサイト

at 00:10, スポンサードリンク, -

-, -, pookmark

comment









trackback
url:http://thisafternoon.jugem.jp/trackback/1475