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by Mizutamari (From Japan)
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<< 100 Best Songs Of The 1990s By NME | main | 9/17(土) 日本武道館 〜 Kalafina Arena LIVE 2016 >>

9/11(日) 横浜アリーナ 〜 BUCK-TICK CLIMAX TOGETHER 3rd

 

 

24年目にして訪れた、3回目のクライマックス。それは、様々な世代の聴き手にとっての、

そしてバンド自身にとっても、音楽を鳴らすこと、聴くこと、体感することに対する、

大いなる喜びであった。煌びやかな祝祭であった。9.11という日時自体は、15年前を境に

あまりにも悲しい意味を持ってしまったことも事実ではあるが、B-Tはその歴史的事実を

きっちり踏まえた上で、この12年に1度の祝祭を見事に完遂させたのである。

 

全てが特別でありながらも、音楽を楽しむ圧倒的な自由を謳歌した一夜。その場にいる

ことのできた幸運な男の、個人的な想いをいつも通り自由に書いていこう。

 

さて、少し間が空いてしまったが、B-Tと共にクライマックスして参りました。連れの

後輩が持っていると思われる強運のおかげで、センター席の前の方、今井氏側という

この上ない場所で観ることができたことは、本当に感謝したい、心から(笑)。

 

当ブログでも何度となく述べている通り、24年前の「CLIMAX TOGETHER」のビデオを

擦り切れるほど観た当時10代の私(と親友。彼も今回は一緒に参戦)からすれば、あの頃の

強烈な想いが時間軸を飛び越えて、37歳になった自分へと結びついたような、何とも言えぬ

感情が生まれたことは最初に述べておきたい。勿論、24年前と12年前の"クライマックス"に

それぞれ参加した人も多くいただろうし、つい数年前にB-Tを知った若い衆も多くいただろう。

冒頭で述べたのはつまりそういうことであって、30年近いキャリアを持った、1度たりとも

メンバー・チェンジをしていない、長い活動休止もしていない、コンスタントにアルバムを

リリースし続けている稀有なバンド、B-Tならではのファン層が、それぞれの想いを、自分

だけの想いとしてぶつけることのできた祝祭、それはほとんど奇跡のようなものであろう。

 

頭上を見上げると、無数のシャンデリアが飾られている。シャンデリアという名詞を聞くと

自動的にミッシェルを思い出すのは私と親友だけで十分だが(笑)、ステージ上を覆う紗幕も

含めて、始まる前から感じられるのは、スペシャルな予感。それはこの日、骨の髄まで体感

することになるものであった。

 

客電が落ちて、SEと共に紗幕に24年前、12年前、そして今回のロゴが映し出されて、

メンバー1人1人が映し出されていく。大歓声の中、記念すべき夜をバンドとファンとで

祝うべく選ばれた最初の曲は、"スピード"であった。幕が開き、B-Tの面々と(個人的に)

去年の年末以来のご対面。相変わらず強烈にカッコいい5人による完璧な構図は、やはり

見た目だけとってもB-Tが特別であることの証左なのである。続いて披露されたのが

"MACHINE"という時点で私、号泣(笑)。原曲とはバージョン違いではあったが、もう

この曲は大好きなので発狂寸前で歌いまくり。もうクライマックスに突入ですよ。

 

「信じるものは神じゃない 湧き上がる血の匂いだけ」

 

続いて時代が一気に飛んで"エリーゼのために"。若い衆の盛り上がりを見て、きっちり

ファンの新陳代謝ができていることを喜ばしく思っていると、次の"唄"でまた発狂(笑)。

SIX/NINEでB-Tの世界に目覚めた21年前の自分に言いたい。21年後に横浜アリーナで

この曲をライブで体感するんだぞ、と。以前、ヘヴィなB-Tをライブで観たいと当ブログ

で書いた記憶もあるので、メタルコアだダウン・チューニングだと頑張っている連中が

裸足で逃げ出すレベルの90年代流ヘヴィネスは、今も尚その毒を失っていないことに

感激した次第である。

 

最初は分からなかったが途中で分かって、そのマニアックな選曲にニヤニヤしてしまった

"無知の涙"、V系的な香り濃厚なサビのメロディが鮮やかな"羽虫のように"、楽曲及び

PV映像のゴシックかつデカダンなイメージそのままの舞台演出、妖しい赤が揺れる照明に

照らされる魔界の王、櫻井氏の美が際立ち過ぎていた"ロマンス"、4年前の日本武道館以来、

割とよく私が観るB-Tライブでは披露される"独壇場Beauty -R.I.P.-"、と時代を行き来する

ような構成は、やはりスペシャルな夜ならではのセット・リスト。30年近いキャリアが

積み上げた新旧のファンが全員楽しめるような選曲は恐ろしく難しいだろうと想像するが、

無理のない、ごく自然なB-Tらしいやり方で、我々を楽しませてくれるのだ。

 

個人的には、やはり思い入れ過多な90年代楽曲に言及していきたいところ。というわけで

"ドレス"です。3年前の日本武道館でも観て号泣感激であったが、この日の演出は本当に

神懸っていて、櫻井氏の頭上には孤独に踊るダンサーのシルエットが映し出され、それに

呼応するように、悪魔的妖艶さで歌い、喘ぎ、我々を翻弄する櫻井敦司は、まさに美の化身。

この曲を作った星野英彦氏には、もう感謝としか言いようがない。勿論キーボードを弾く姿は

拝めなかったが、今回のヒデは王子様的ダンディな佇まいでしたね(笑)。無論、この楽曲には

ヤガミ氏とユータ氏による鉄壁のグルーヴが欠かせない。もう、リズムが既に妖艶なんです。

これを分からないようでは駄目なのだ。

 

上述したように、今回も非常に良い席に恵まれたので、メンバー全員の姿をはっきりと確認

することが出来たが、もう何回も書いているが、何度でも書くが、やはりB-Tはメンバー

1人1人のキャラクター性が際立っている、というのも強力な武器なのである。バンドの頭脳

を担い、枯れることの無い音楽的才能と共に、宇宙人的スタイルで得意の今井ステップ(これ、

私と親友が勝手に名付けたものです)を踏みまくり、ラフ過ぎる(笑)ギター・プレイも彼なら

許されるといった感じの今井寿。そんな今井氏を的確に、完璧に支え、職人的なプレイで魅せる

いぶし銀、匂い立つ男の色気も魅力的な星野英彦。相変わらず驚くほどのアイドルっぷりを

全方位に向けて発信(笑)、勿論、緩急自在のベース・プレイでB-Tサウンド独特のグルーヴを

もたらしていた樋口豊。永遠のおっ立てヘアーは54歳(!!)の今も健在、どんなタイプの曲でも

堅実かつ正確なリズムを刻み、多種多様なジャンルを繋ぎ留め、BUCK-TICKのサウンドとして

成立させるヤガミトール。そして、衰えというものを知らない天性の美貌でもって、宇宙的輝きと

限りなく暗い闇とを結びつけ、カリスマティックな佇まいが、貴婦人の如き立ち振る舞いが、

狂おしい愛に焦がれる男の弱さが、幼子のような純粋性が、絶対的なフロントマンとしての

己を顕現させていた、櫻井敦司。この5人がステージに立てば、BUCK-TICKの宇宙は目に見える

形として、いつでも我々の眼前に姿を現すのだ。

 

圧巻だったのが"極東より愛を込めて"。2003年のサマソニでも演奏していたことが懐かしく

思い出されるが、今回は炎を使った過激な演出で、楽曲の持つパワー、メンバー全員の

熾烈なエモーションを全身で浴びているかのようであった。この楽曲のテーマと911は、

どう足掻いても結びつけて考えざるを得ないのだが、B-Tはあくまで思想を押し付けること

などはしない。お前にできるのか? だけで終わることなく、俺にできるのか? という

問いかけを繰り返すのがB-Tであり、櫻井敦司なのだ。

 

そんなバクチクであるが故、感傷的な湿っぽい演出などはなかったが、本編ラストの前に

少し長めに設けられた櫻井氏によるMCは、彼らなりの彼の人へのメッセージであったの

だろう。曰く、音楽を楽しみましょう、人生を楽しみましょう……こんなニュアンスの

言葉を櫻井氏が述べて、披露されたのが"世界は闇で満ちている"。それは鎮魂歌であり、

未来への希望を込めた歌。哀しくも優しい歌であった。

 

 

アンコール最初に選ばれた楽曲は、24年前ではオープニング曲であった"JUPITER"

ここでも涙腺決壊必至の演出が盛り込まれていたのだが、24年前のメンバーの演奏する

シルエットが映し出されたのである!! 長い黒髪を振り乱し、闇の貴公子として美を

弄んでいた、20代の櫻井氏が途端に脳裏に浮かんできた。さすがにドラムが入る瞬間に

「SAY GOOD-BYE!!!」と叫ぶところまで再現はしなかったけど(笑)、どうあれ感無量の

一言である。続いて絶望的に美しい"無題"、宗教的一体感が場内を支配し、闇の虜と

なるべくその身を差し出さん勢いの観客を妖しく惑わし、一気に扇動していくが如き

"夢魔 -The Nightmare"で1度目のアンコールは終了。こういう楽曲でもユータ氏は

笑顔で腰を振っていたように見えましたが(笑)。

 

ダブル・アンコールでは今月リリースされる新曲"NEW WORLD"がいち早く披露された。

NW的な質感の、いかにもB-Tらしいポップな楽曲。ゴシックな童話の迷宮に迷い込んだ

ような"Alice in Wonder Underground"を経て、今夜のライブにおいて、締めとしてこれ

以上は無いほどに相応しい楽曲"CLIMAX TOGETHER"でもって、2時間を超える、

闇と光の交差する祝祭は幕を閉じた。バンドとファン、双方の想いが強く相互作用

した結果であろう。両者が作り上げた、見事な夜であった。

 

 

特別である、というのは今回何度となく繰り返し強調したし、事実特別なライブで

あったのだが、特別感のある演出、それに呼応した緊張感もやはりあったにも(最初の

内は若干演奏が硬かったように思えた)関わらず、B-Tの面々の態度は自然体であって、

ラフな楽しみもちゃんとできたというのは、バクチクという唯一無比のバンドならではの

美徳であるように思う。ベテランの余裕と、溌剌とした好奇心があってこそのものなのだ。

セットリストを眺めてみると分かるように、今回は92年以降から現在までの楽曲が

選ばれており、それは勿論意図的なものであろう。91年以前の楽曲をやらなかった

事に不満を覚える人もいたとは思うが(実は私も……(笑))、それは致し方ないこと

である。ともあれ、24年という途方もない年月を経て実現したB-Tの祝祭日は、

とても明るい未来を指し示していたことは間違いないし、私にとってはそれが最も

重要であると感じられるのだ。また12年後、還暦をとうに過ぎたメンバーが改めて

横浜アリーナに立つかどうかは誰にも分からないが、期待して待つことは、ファン

だけが持っている特権であろう。還暦を迎えたメンバーのライブを、49歳になった

私が観る……うむ、それも楽しそうじゃないか。

 

10代の私の情熱の一部であった"クライマックス"を、20年以上過ぎた今、改めて

与えてくれた全てに、感謝したい。ありがとう、BUCK-TICK。次は年末の日本武道館

で会えることを、楽しみに待ちたい。

at 03:44, 某スタッフ, Music(Live Report)

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