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madeleine(demo)
by Mizutamari (From Japan)
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<< 4/9(日) After Hours'17 後編 | main | Chris Cornell (July 20, 1964 – May 17, 2017) >>

5/12(金) 原宿アストロホール 〜 Formation初来日公演レポ。

 

 

無軌道なまでの荒々しいエモーションが、ストリートの何たるかを知るリアリズムが、

純粋無垢な音楽愛と共に、この瞬間でしか観ることの出来ない夜を生み出していく。

英国の若武者達による、見事なグルーヴの祭典であった。

 

 

さて。4月半ば辺りから今に至るまで、公私共に忙しく……気付いたら38歳になって

いた……事はともかく、ブログを書くのも随分ご無沙汰になってしまっていた。が、

先々月に、当ブログでも記事にしていた英国の若手注目株、Formationの初となった

来日公演に足を運んできた。金曜の夜、観客は私が着いた時点でかなり埋まっており、

女子率が高いようにも感じたが、私のようなアローンなメンズも多くいたし、年齢層も

それなりに幅広い。デビュー作を聴いて期待十分といった人も、とりあえず様子見と

いった人も程よいバランスで混在している、といった具合であった。こういった、

新人の初来日公演独特の雰囲気は久しく味わっていなかった。ライヴが始まる前から

何だか感傷的になってしまったな(笑)。

 

ほぼ定刻通りに客電が落ち、まずは演奏隊の4人が登場。キーボード2台とドラムスが

向き合うような立ち位置で、真ん中後ろにベース。激しいフラッシュライトと共に、

セッション風の演奏を始め、その後ライダースをラフに羽織ったヴォーカリストの

ウィル氏が登場。ライヴはアルバムの1曲目でもある"Drugs"で幕を開けたのであった。

 

図太いベース、しなやかなドラムス、美しい音色からノイズ、サイケデリックな空間も

作り上げていくシンセとキーボード。そしてカリスマティックなウィル氏のヴォーカル

……1曲目にして、早くもオーディエンスを自分たちのサウンドの世界へと引きずり込んで

いく。アフロ・ビート、ファンク、エレクトロ、ダブ……PRIMAL SCREAMやADF、

KASABIAN辺りの系譜に連なる、いかにも英国らしい、無国籍な雑食のビート感覚は

ライヴで観てこそ、といった趣であったが、ウィル氏が曲名を告げて始まった"Back Then"

辺りの縦ノリのビートでパンキッシュに突っ走る曲なんかは、音源の1.5倍増し。というか

走り気味くらいのカイ氏のドラム。でも、これでいい。これがいい。行儀の良い大学生

風情のインディ・ロック勢とは違う、ストリート発の荒々しさこそを、私としては

味わいたかったのだから。

 

表題曲にしてキラー・チューン、"Powerful People"は予想以上にキラーだった。KASABIANで

いう"CLUB FOOT"のような……このような楽曲を作れるというのは、とにかく強みになる。

演奏の入りこそ、ウィル氏がシンセ・パッドかな、操作ミスしてたのはご愛嬌ってことで(笑)。

 

アシッド・ジャズとトライバルなビートが融合したような"Pleasure"の、美しいサビに呼応

するような、坊主頭もお似合いのマット氏によるシンプルなピアノのフレーズがはっきりと

したコード感を演出し、非常に効果的であった。メンバー全員の役割がはっきりとしている

所なんかは、バンドのバランス感覚の良さを感じさせる。若さという武器に頼り過ぎない

ある種の冷静な眼差しは、10年代を生きる彼らならではのものと言えるかもしれない。

 

日本のファンへ、といったMCと共にデビューEPに収められた"WAVES"が披露されるなどの

サプライズも盛り込みつつ、スロウなビートでじっくりと歌われた、アルバムの中でも特に

メロウな"Blood Red Hand"でバンドのまた違った一面を披露。集まったオーディエンスへ

向けた嘘偽り無き感謝の意を表明し、本編ラストはとびきりキャッチーな"A Friends"

最高の盛り上がりを演出した。繰り返しになるが、エレクトロ〜シンセ・ポップ風の

激キャッチーな楽曲をも作れてしまう彼らの才能は強み以外の何物でもないし、将来性の

高さを否が応でも感じさせるのだ。何処へでも行ける。彼らは実に自由だ。

 

鳴りやまない拍手の中、アンコールはアルバムでもラストを飾る"RING"で〆。ウィル氏は

演奏前に上半身裸になり、本稿の最初に載せた写真を観てもらえれば分かる通り、無軌道で

無邪気な若さを爆発させておりました。最後なんか、フロアに突っ込んでたからね(笑)。

そうそう、彼らのようなバンドはこうでなくちゃ。正味45分程度のライヴであったが、

38歳児を鼓舞するには十分なパフォーマンスで、英国の若武者達は堂々たる初来日公演を

やり遂げたのだ。

 

 

とにかく大いなる将来性を感じさせる、未来の大器と成り得るライヴ・パフォーマンスで

あった。特にウィル氏は、狭いステージを縦横無尽に動き回る、見事なフロントマンっぷり

を魅せてくれたのだが、その歌声は常に一定のトーンを保っており、どんなにエモーションが

爆発しても、不思議なクールネスが決してぶれることなく感じ取れたことが、個人的には今回

一番の収穫である。得難い声である、ということだし、想像以上にオンリー・ワンの歌声。

逆に意外な面と言えば、あどけなさをほんのり宿した無邪気な笑顔を何度も見せたメンバーの姿

であろうか。終演後、すかさずメンバーが物販の所へ駆けつけ、積極的に観客と交流していた姿も

含めて、実にフレンドリー。英国らしい、ロンドンの知的な不良といった佇まいを予想していた

私としては、もっと不敵な態度の連中なのだろう、などと思っていたので……それもまた、今を

生きる若者のリアルな姿なのかもしれないな。

 

ともあれ、早くも次なる一手に期待せざるを得ない。もっともっと大きな存在になれるはずだし、

フジかサマソニに来ればいいのに、なんて。MCでは来年また来るといったような事を述べては

いたが、次回はより大きな舞台に立つ彼らを観たい。この夜集まったオーディエンスは皆、

そう思ったに違いない。

 

ありがとう、FORMATION。

at 23:14, 某スタッフ, Music(Live Report)

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