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by Mizutamari (From Japan)
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6/5(月) 恵比寿リキッドルーム 〜 JIMMY EAT WORLD単独来日公演レポ。

 

 

"Even at twenty five you got to start sometime"

 

Jimmy Eat Worldがこう歌ったのは、Breed Americanリリース時が2001年なので、

バンドメンバーも大体25歳から少し上くらいの年齢であった頃の話である。自分たちの

思い入れがある、彼らにとっての讃美歌と言える様々な楽曲のタイトルを歌詞に散りばめ

自らを奮い立たせるような、素晴らしい名曲に出会った時、私は22歳。彼らとの出会いは

Clarityが発売された頃、つまり99年。Breed Americanリリースに至るまでの

バンドの苦難をリアルタイムで知っている身としては、00年代の幕開けを飾るに相応しい、

あまりにも素晴らしい出来栄えに驚きながらも、彼らはまだまだいける、否、まだまだ

これからなんだ、と確信したものである。その後の活躍は言及するまでもないだろう。

 

あれから16年が過ぎて、いや、もっと言えばジミー・イート・ワールドという素晴らしい

バンドとの出会いから18年という月日が流れた今、40代を過ぎた彼らの、今も変わらない

汗が飛び散る"エモーショナル"な熱演を、珠玉の名曲群と共に目一杯浴びることのできた

38歳の私は、やはり幸せ者であったのだ。

 

さて、随分と間が空いてしまったが、ジミー・イート・ワールドにとっては9年振りとなる、

ということは私にとっても9年振りとなった、単独来日公演に足を運んできた。月曜の夜

という悪条件ながら、チケットはソールドアウト。客層は様々で、バンドの長い歴史を

物語る。若い衆も、90年代エモコア世代、恐らくはイースタンユースとライヴをやっていた

頃から欠かさず観ている、といったようなファンも多くいたと思う。それというのも、

今回の公演の凄まじい熱量といったら!! 単に盛り上がってます、というのではなくて、

バンドのパフォーマンスと楽曲の素晴らしさ、そしてオーディエンス側のエモーションが

三位一体となって生まれる、あの感情ダダ漏れ(笑)ってくらいの盛り上がりに、きっと

バンド側も、9年も単独で来なかったことを後悔したに違いない。早々に結論付けて

しまうと、それくらいに素晴らしい夜であった、ということだ。

 

開演時間10分後くらいに客電が落ちて、メンバーが登場。サポート・メンバーも含めて、

もう、変わらぬ地味さ加減にホッとしてしまう(笑)。何処にでもいる、控え目な男達。

9年という空白を埋めるべく、最初に選ばれた楽曲はやはり"Bleed American"だ。

16年前に初めて聴いた時、一気に"ロック"に舵を切ってきたな、これはやばいぞ、なんて

思った事は今でもよく覚えているが、あの頃の鮮烈な感情は、最初のリフを一発聴けば

何度でも蘇るのだ。当然、大合唱の嵐。続けて披露されたのは"Get Right"。最新作

Integrity Bluesからの1曲で、16を意識したリフとリズムがカッコいい。いかにも

オルタナ世代の、空間を意識したトム・リントンのギター・ワークと、一切無駄な動きの

無いザック・リンドのドラムスが良い。"Get It Faster"では、否応無しにサビのコーラスで

大合唱!!ジム・アドキンスは低音も艶っぽくて最高なんです。彼は元々リード・ギタリストで

あったこともあり、かなりの割合でソロを弾いていたが、ギター・ソロになると決まって

後ろに引っ込むんだよね。普通逆だろっていう(笑)。それがいい。

 

もう始まりから切なさ炸裂の"I Will Steal You Back"、休符を上手く使ったリック・バーチ

のベース・ラインが気持ち良い"It Matters"ときて、打ち込みのビートが流れてきた瞬間に

発狂した(私が)"Lucky denver mint"でもう駄目だ、もう号泣。決して派手な曲ではないし、

広がりのあるサビが展開するタイプの曲ではない。だからこそ、この言い知れぬ感情を

呼び覚ます音楽を、エモコアなどと呼んでしまったのだろう。ジミー・イート・ワールド

王道のサビがシンガロング必至の"Always Be"、またしても号泣しながら大合唱するしか

ない"If You Don't.Don't"……こうして書いていても、あの時の感情が蘇ってくる。うーん、

気持ち悪いオッサンだ(笑)。若い衆は、こんな時こそ"エモいね"などと言うのだろうか。

クラブ界隈の面々も普通に使っているし、某輸入雑貨商ですら(意味も分からず)言わされる

時代だからな……。

 

中盤はジム氏のソロ・タイムで、アコギを片手に弾き語り。披露されたのは最新作の

表題曲"Integrity Blues"だが、単にアコギでガチャガチャやるのではなく、エフェクトを

目一杯かけて、あの軽くサイケ風の音響効果をちゃんと再現してみせたところに、彼の

ミュージシャンとしての技量を改めて感じさせた次第である。そもそも、Clarity

頃から音響的な冒険はプロデューサーのマーク・トロンビーノと共に試していたし、

それに感銘を受けたFINCHの面々が、数年後にマークのプロデュースでデビュー作

What It is to Burnをリリース、13分越えの"Ender"を作った事は、

 

……話が逸れた。とにかく、ジム氏は咽喉も絶好調だったようで、一発でそれと分かる

伸びやかな、でも一生懸命な(笑)、あの永遠の少年性を帯びた歌声もたっぷり堪能できた。

続けてメンバーが戻って来て"Hear You Me"をやってしまうのだから卑怯です。はい。

例の女性コーラスは、サポート・メンバーの髭オジサンが顔に似合わぬ(失礼)美麗な

ヴォイスで担当しておりましたよ。

 

アンセミックな(彼らの楽曲はアンセムばかりだが)"Big Casino"におけるオーディエンス

とのコール&レスポンスからは、ハイライトの連続。冒頭でも取り上げた、個人的には

彼らの楽曲の中でも最も好きかもしれない"A Praise Chorus"は、もうオッサンは咽喉が

死ぬ寸前まで歌いました。もはや25歳どころか、38歳?まだまだいけるだろ!!という

メッセージに勝手に脳内変換。2回目のAメロの、トムがハモリを入れてくるのがまた

泣けるんだ。いや、全部泣けるんだが。

 

"The Authority Song"の軽快なリフとやはりシンガロング必至のコーラス。シンプル

ながらも美しい"You Are Free"。90年代オルタナと00年代のモダン・ロックを繋ぐ

架け橋の如きダイナミックなギター・リフに激しく鼓舞される"Futures"。最高。

 

それ故に、もう何処からどう切り取っても90年代エモコア過ぎる、トム氏がリード・

ヴォーカルを担う"Blister"が披露された瞬間、彼らの20数年に渡る歩みを思って、

やはり涙が溢れてきた。過去も現在も未来も、ただ受け止める。自らの音楽道を

ただ進む。地に足の着いた彼らの姿は、やはり1つの理想であろう。

 

それにしても、最高にエモコア指数MAXな曲である。この、どうにも煮え切らない、

盛り上がり切れない感じ。最高過ぎる。ジャンルを定義づけることの是非はともかく、

90年代エモコアって、こういう雰囲気を感じ取れてこそ、なんだよな。

 

この曲の前にちょっとしたMCがあったが、朴訥なイメージ通り、MC自体はこの夜を

通しても、全体的に控え目ではあった。とはいえ、日本のファンの歓待ぶりを心から

喜んでいたことは間違い無いし、次は9年も待たせたりはしないだろう。そう思う。

 

もう私自身好きで好きでしょうがない"WORK"のイントロが流れてきた時点で、

全ての感情が押し寄せてきて燃え尽きそうになったが(笑)、感傷的には終わらせない

とばかりにキラーなロック・チューン"PAIN"で本編は終了。

 

当然巻き起こるアンコール。すぐさまメンバーもステージに戻って来て、まずは

最新作からのシングル曲"Sure And Certain"を披露。言葉など全てが不要になる

歓喜の"Sweetness"は、フロアを埋め尽くす合唱とダイブとが入り乱れて完全に

カオスに。ギターから始まったので、オリジナル版のアレンジ(00年にリリース

されたSinglesという編集盤、しかも日本盤のみで収録されたのが初出です。

あの時点ではDEMOだったが)だったな、なんて冷静に考えられたのは勿論後に

なってから。バンドの飛躍を後押しした大名曲"The Middle"で最後の力を

振り絞って全員大合唱。1時間半のライヴは幕を閉じた。

 

 

こうして振り返ると、今更な話ではあるが、これだけの名曲を生み出してきた

バンドだからこそ、激動の時代を生き残ってこれたのだなと改めて感じ入った。

数多くのキラー・チューンがあるバンドって最高に強い。誰にも媚びず、根本的な

スタイル、音楽的態度は一切変えず、CDをリリースしてツアーを重ねるという、

当たり前の、勤勉なバンドマンとしての姿を常に忘れない彼らを見ていると、

本当に勇気づけられる。これからも、変わらずにアルバムを作って、また日本に

来てほしい。あんまり待たせないで欲しいが(笑)。

 

ありがとう、JIMMY EAT WORLD。

at 23:45, 某スタッフ, Music(Live Report)

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