smtwtfs
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< March 2020 >>
sponsored links
profile
flag counter (2011 7/22〜)
free counters
Free counters
My Music Works

madeleine(demo)
by Mizutamari (From Japan)
スマートフォンの方は↓で。
スマホ版表示
new entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
links
mobile
qrcode
others
無料ブログ作成サービス JUGEM
search this site.
<< お洒落にゴスっ子。 〜 PALE WAVES | main | 2017年、音楽と私。 >>

12/29(金) 日本武道館 〜 BUCK-TICK THE DAY IN QUESTION 2017

 

 

最早、私にとっても毎年の恒例行事である(笑)。

 

などと一言で済ませてしまったが、B-Tの年末の日本武道館公演は2001年からずっと

続けられているものであり、そもそも拙ブログでも馬鹿みたいに繰り返し繰り返し

書いているように、デビューから30年間一度もメンバー・チェンジもせずに、長い

活動休止期間も無く、コンスタントに新作をリリースし続けているようなバンドが、

BUCK-TICKなのである。そのあまりにも偉大な道のりを思えば、冒頭で述べたような

恒例行事が今年も無事に開催されることが、いかに幸福な事なのか、大いなる感謝を

述べなくてはならないのは必定であろう。

 

同時に、そんな大仰な事など書かずとも、とにかく楽しいのがバクチクのライブなのである。

毎度同じような事を書いてしまうが、下らない精神性、時代性という観点でしか音楽を語れない

評論家諸氏には、その喜びは永遠に享受できまい。嘘だと思うなら、B-Tのライブ公演に足を

運んでみて欲しい。彼らが主催するパレードは、誰も拒んだりはしないのだから。

 

今回の日本武道館公演の席は、去年のHIDE側とは打って変わって、今井側であった。しかも

アリーナ席前方という好ポジションで、今年で最年少のユータが五十路の仲間入り(!)を

果たしたので全員が50代となった今も、抜群にカッコいいB-Tの面々を間近でじっくりと

観ることができた。圧倒的感謝である。福本伸行っぽく言うなら(笑)。

 

30周年記念ツアーに相応しく、ステージセットや演出も豪華絢爛といった趣で、今回は

頭上のモニターもばっちり確認できた。ステージを隠すように設置されたスクリーンに、

B-Tの歴史を総括するように、彼らのPV映像がランダムに流れる演出には特にニンマリと

させられたな。個人的にはやっぱり80~90年代の彼らが映る度に、テンション爆上がり。

アルバム・ツアーではないので、どんな曲が聴けるのか……色々と妄想しつつ、大歓声と

共にライブ・パレードは幕を開けたのであった。

 

 

1.独壇場Beauty -R.I.P.-

 

まずは定番のナンバーからスタート。キャッチーかつダンサンブルなビートを基調とした、

00年代以降のB-Tを特徴付ける代表的な楽曲の1つであるし、私自身2012年からB-Tのライブに

本格的に通うようになってからも、頻繁にライブで聴いている気がする。勿論、オーディエンスの

反応も上々である。飄々と花道を行く、今井氏の通称"今井ステップ"も絶好調であった(笑)。

 

2.ICONOCLASM

 

続けて古くからの定番曲。最初はこの曲のリフに合わせて観客が振付することに驚いたりもしたが、

個人的にもすっかりお馴染みの光景となりました。ユータとアニイによる、インダストリアル的な

グルーブはいつ聴いてもカッコいい。

 

ここでMCが入ったと思うが、五十路になろうとも、ますます麗しいお姿の櫻井氏曰く、

 

「皆さんやり残したことはないですか?」

「そう、このコンサートだけね」

 

なんてお茶目な台詞に思わずニッコリです。今回は、やはり30周年ということでいつも以上に

感傷的なMCも多く見受けられたので、それも含めて貴重な体験だったなと。

 

3.ANGELIC CONVERSATION

 

最高。2年前の日本武道館公演では、オープニングで披露されておりましたね。悪魔に魅入られた

天使、というよりは、天使を誘惑する悪魔の如き櫻井氏の立ち振る舞い、歳を経て更に強靭に、

伸びやかになっていく歌声と共に、大いに歌ってしまいました。

 

4.THE SEASIDE STORY

 

ここ数年のB-T楽曲、ひいては今井寿作詞作曲ナンバーでも個人的に特に気に入っている曲なのだが、

完全に櫻井敦司の独壇場であり、外連味たっぷりのパフォーマンス、黒の世界を泳ぐ人魚姫が憑依した

美の化身が、何処か悪戯っぽく、エロティックに舞い踊る様は、完璧の一言である。

同時に、「ギター、今井寿!」なんていかにも古風なロック・バンドのヴォーカリスト的な煽りもこなす

櫻井氏なんです。最高だろ。さすがに、演奏終了後に今井氏にしなだれるようにして、意味深にタッチ

するなんて仕草は、反則級であったが(笑)。

 

5.ORIENTAL LOVE STORY

 

数か月前以来、また号泣そして大合唱。最初のイントロで沸いた歓声が若干少な目だったのがちょい

悲しかったが(苦笑)。10代の頃に何度となく聴いたこの曲を、38歳になった今になって、ライブという

場で体験することの素晴らしさを噛み締めた次第である。B-Tのライブに行くと、そういう体験が多く

出来るからなあ。ほんと、貴重です。

 

欲を言えば、サビで手を振る仕草と共に、「バイバイ」って呟いて欲しかった。求めすぎか(笑)。

 

6.スピード

 

『殺シノ調ベ This is NOT Greatest Hits』(1992年)と同じ楽曲順で思わず歓喜!! 言うまでもなく

定番のナンバーだが、今回は非常に胸に迫るものがあった。完全にファンの妄想でしかないのだが、

サビの部分で私がいた辺りを見据えながら、あっちゃんが歌ってくれたので、一緒に歌ってる気持ちで

ひたすら歌いました。何か泣けてしまった。嬉しくて。

 

ここでまた、少し長めのMCが。30年前からずっと続く"パレード"について、感慨深そうに語る櫻井氏

を見ているだけでも、こちらも胸がいっぱいになってしまったのだが、

 

「ここ(心臓を指して)は子供のまんまです。みんなおいで。今井さんもいるし、ヒデもいる。

ユータだっているよ。アニイは今日も座っている。さあ、おいで」

 

7.LOVE PARADE

 

そうやって始まったこの曲で涙腺決壊。近年のHIDE仕事の中でも、屈指の名曲であろう。スクリーンに

映るパレードの様子は、何の根拠もない、昨今ありがちな「皆一緒だよ」なんて安易な共同幻想などではなく、

多くの生と死が通り過ぎ、今も尚ステージに立ち続けるB-Tの立ち位置を思えばこそ、その真意というものが

見えてくるはずだろう。以前にも述べた通り、何処か虚無的でありながらも、不思議な明るさがあると

いうのが、BUCK-TICKの素晴らしいバランス感覚なのである。

 

ちなみに、今回はライダース装着でダンディかつロック・スター感が強かったヒデ、カッコ良かったなあ。

 

8.ノクターン -Rain Song-

9.サファイア

 

この2曲は、映像やフラッシュ・ライトの演出が見事に楽曲の世界観を表現しており、まさに月下麗人、

夜の雨を身に纏い、櫻井敦司の一つ一つの仕草に釘付けであった。決して盛り上がるような曲では

ないのだが、ぽっと出のバンドには絶対に表現できない類いのナンバーであり、こういう楽曲に浸る

ことができるのも、B-Tのライブ体験における素晴らしい一時であるのだ。

 

10.BABEL

 

現在の最新シングル曲。アニイとユータによる鉄壁のヘヴィ・グルーブと「我はバベル」などと嘯く

櫻井氏のヴォーカルが迫りくるB-T流のゴシック・ナンバー。このような所謂非商業的な楽曲を

シングルとしてリリースする態度は、楽曲の良し悪しは別にして、やはり痛快と言わざるを

得ないのである。

 

ライブで体験すると、荘厳な映像演出も相まって、ゴシック度が更に増した印象で、どうも櫻井氏、

THE MORTAL以降、先祖返り的にゴシックなるものへの傾倒が著しくなっているようだ。

勿論、音楽的なイニシアチブを握っているのは今井寿氏であることは間違いないわけで、そんな

ところからも、来るべきニュー・アルバムがどのようなものになるのか想像してみるのも一興だろう。

 

11.BOY septem peccata mortalia

 

ライブの定番曲となってきた印象のナンバー。上品なエロスを自在に操る櫻井氏の独壇場であり、

このような歌詞でシンガロングするってのがね、実に楽しい(笑)。

 

12.Coyote

 

櫻井氏の前置きと共に披露された曲。両ギタリストがアコギに持ち替えた上で、樋口氏による

アップライト・ベースで演奏されるナンバーだが、これも以前に書いた通り、音楽的成熟が無いと

絶対に表現できない類いの楽曲である。

 

13.絶界

 

それは続いて披露されたこの曲も同じで、こちらは2人のギタリストの資質の違いのようなもの

から生じるコントラストがはっきりとしていて、実に興味深いものがあったな。自由奔放の極みな

今井氏によるギターと、ラテン風のパーカッシブなバッキングを正確無比なリズム感でかき鳴らす

HIDE氏との絡み合いがカッコいい。無常だ無常だと歌う櫻井氏も最高。

 

14.Memento mori

 

リズミカルなアニイのドラムスと、グル―ヴィなユータのベースで導かれて始まるナンバー。

私は恐らくライブでは初めて聴いた楽曲だが、人気の高い楽曲なのか観客の盛り上がりも一際

大きかった。琉球音階なんていう、如何にも今井氏一流のアイデアが異国情緒を生み出しており、

何処か異国の宴のようなステージを作り上げていた。

 

15.COSMOS

 

「子供たちへ」といったような櫻井氏の言葉と共に披露されたこの曲が、本編ラストに選ばれた事、

それだけでも嬉しくなってしまう90年代男の私であった。高校生の時に何度も聴いていた楽曲を、

38歳になった今、日本武道館という場所でライブ体験できるなんて、当然だが想像することさえ

できなかったし、これこそが、長年音楽と共に生きてきた人間だけが得ることの出来るギフトと

言えるのかな、なんて大げさに考えたりもした。まあそんな生き方をしていると、一般的な幸福を

なかなか得られなかったりもするのだが(笑)。

 

ユータ氏によるメロディアスなベース・ソロの前に、櫻井氏がベースに注目するように促したこと、

ラストのノイジーなギター、「愛だけがそこにある」とオーディエンスに歌わせたこと、全てが

感動的であった。

 

アンコール#1

 

16.Machine -Remodel-

 

アンコール一発目のこの曲で、歓喜の絶叫を上げたのは私と親友です(笑)。去年の横浜アリーナ

聴いた時の感動が蘇りました。ユータの鬼のダウン・ピッキングも最高。後はもう、何も言うことは

無い、ひたすら合唱するのみ。

 

17.無題

18.愛の葬列

 

この2曲については、今現在の櫻井敦司という存在、その本質に最も近い楽曲なのではないかと

私は考えているが、ライブという場で体験する度にその考えは補強され、今回で確信へと変わった

次第である。父と母、そして櫻井氏。生と死、そして愛。櫻井氏にとっての永遠のテーマが、

余すところなく表現されている、もっと言えばもろに露呈しているのがこの2曲であり、

BUCK-TICKのフロントマンとしての立ち位置すら、危うく踏み外しそうになってしまう程の

極度の緊張感でもって、まさに全身全霊のパフォーマンスは、圧巻の一言であった。

 

崇高ですらあった、というのは私の親友が終演後に口にした感想だが、魔王などと称される

櫻井敦司というヴォーカリストは、ここにきて更に進化しているということなのだ。

勿論、自身を一介のバンドマンであると表明しているくらいなので、人間臭さというものも

ちゃんと残ってはいるのだが、衰えぬ美貌も相まって、悪魔的神格化などいう矛盾を孕んだ

表現を用いたくなるのが、現在の櫻井敦司なのである。

 

アンコール#2

 

御揃いのシャツを着て、スマホで場内の写真撮影に興じる今井氏とユータ氏による、愛溢れる

お茶目なやり取り(笑)を経て、ダブル・アンコールは最高の楽曲でスタートした。

 

19.ILLUSION

 

嗚呼、まさかこの曲を聴けるとは。言うまでもなく、メジャー・デビュー作収録のシンプルな

バラード曲であり、私自身は当然リアルタイムではないのだが、大好きな曲なんで。もう

号泣&合唱ですよ。スタジオ音源の100倍くらい上手くなった櫻井氏のヴォーカル(当たり前)で

聴くこの曲……もう最高過ぎる。スタッカート気味に弾くユータのベースもね、よく分からんが

感動してしまった。もうこれで終わってもいいくらいであったが、

 

20.MY EYES & YOUR EYES

 

無事、クライマックスを迎えました。

 

だって、デビュー当時の思い出話なんかも口にしつつ、この曲ですから。BメロでHIDEのコーラスが

入るのが最高なんですわ。いや、全部最高なんだけど。思うに、"ILLUSION"もそうなのだが、普通の

バンドだったら、若い頃に作ったちょっと恥ずかしい曲だしなあ、なんて考えてライブでは披露され

なくなるパターンがほとんどなんじゃないかと。そこはBUCK-TICKの凄いところで、やっぱり違和感

というものがまるで無いんですよ。ファンの贔屓目もあるだろうが、ありとあらゆるジャンルの楽曲に

果敢に挑戦してきたB-Tだからこその、滅多に得ることの出来ない美徳なのであろう。

 

21.Alice in Wonder Underground

 

ハットを被った櫻井氏の姿が今も目に浮かぶ(笑)。シンプルなサウンド・アレンジで、クリシェの

コード進行。それでいて、完全にBUCK-TICKワールドになってしまうのだから不思議である。

 

この後、櫻井氏がちょっと照れたような表情で感謝の意を述べた後に、予想外の面白発言を

したのが、裏クライマックスかな(笑)。あえてここでは書きません。ライブに行った人と、

某衛星放送の生中継を観ていた人だけのサプライズってことで。

 

一旦メンバーがステージから立ち去って、珍しく(私があまり観た事が無いってだけだが)

アニイのドラム・ソロへ。最初に素手でプレイしたのは、きっとアニイの大好きなZEPの、

ボンゾへのオマージュなんだろうなあと思い当たって、まさにロック大好きキッズのままな

ヤガミ・トールという偉大なドラマーの姿は、本当に輝いておりました。永遠不滅、これを

止める時がバクチクが終わる時なのではと思うくらいの、おっ立てヘアーも最高だ。

 

そのままメンバー紹介、MCと続いてラストに披露されたのは、

 

22.NEW WORLD - beginning -

 

もうライブで何度か聴いたナンバーではあるが、曲に込められたメッセージ、エモーションが、

今の彼らの意思表明なのだろうなと。決して安直な未来への祝福ではない、混沌とした現実を

踏まえた上での、新たな世界。櫻井氏一流のレトリックで言うなら、優しい嘘なのである。

 

 

終演後、珍しく今井氏が「最高でした!」とMCを発したことでも分かる通り、とにかく素敵な

一夜であった。勿論、B-Tのライブは何度も書いている通り、いつだってシンプルに楽しい。

そしてスクリーンに映し出された、来年以降のアルバム・リリース後の膨大なツアーの日程を

見て、私は改めて襟を正すが如き思いがした。彼らほどの大物であれば、幾らでも余裕のある

スケジュールで好きなように活動できそうなものだし、バンド本体はほったらかしでメンバー

それぞれソロでよろしくやっているようなバンドも幾らだっている。そんな事を考えると、

BUCK-TICKのロック・バンドとしての勤勉な姿、誠実な態度、一つの理想的な在り方に、

再度胸を熱くした次第である。

 

ありがとう、BUCK-TICK。来年のこの日も、武道館で会いたいです。

 

at 23:50, 某ライター, Music(Live Report)

comments(1), trackbacks(0), pookmark

スポンサーサイト

at 23:50, スポンサードリンク, -

-, -, pookmark

comment
蛆癒え, 2018/02/06 10:36 PM

COSMOSで溶けました。










trackback
url:トラックバック機能は終了しました。