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madeleine(demo)
by Mizutamari (From Japan)
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<< Opethの新作「Heritage」のストリーミング試聴開始!! | main | 9/16(金) 渋谷Duo ~ ALL TIME LOW来日公演レポ。 >>

9/15(木) 渋谷duo 〜 YUCK初来日公演レポ。





長身で猫背のダニエル(Vo&G)がふらっとステージに姿を見せた瞬間、彼が3年近く前に
Cajun Dance Partyとして単独来日した時の濃いアイライナーで武装して妖しさと安易
に人を寄せ付けないオーラを感じさせていた姿を思い出し、オジサンの押し付けがましい
希望的観測を書いた過去の文章が頭をよぎった。結局彼は盟友のマックス(G)と共に
バンドを離脱して、私が考えるような不健康ロック・スターの道ではなく、一音楽ファンとして
仲間達と好きな音楽を作る道を選んだ。10代後半の刹那的瞬間というものは、その瞬間が
過ぎ去った人間には永遠に手に入らないものである。評論や批評が立ち入る隙間などは
無いのである。だからこそ得難い価値があるのだが、その光を捨てて、新たな道を模索
して消えていった音楽家などは山ほどいる。だが、YUCKは改めて素晴らしい音楽を生み
出して、こうして日本にもやって来た。その事実こそが、なまじ音楽というものに詳しくなり
過ぎた男の固定観念を崩して、新たな喜びを与えてくれたのである。


そんなYUCKの初来日公演。ちょうど良いサイズのハコで観るライブはいつも格別だが、
少し心配していた観客の数も、最終的には結構埋まっていたと思う。思ったより男子が
多く、年齢層は若い連中とオッサンオバサンの二極化が著しかったように感じた(笑)。
私くらいが中間くらいか? ケイジャン〜時代を知らないと思しき子らもいたし、音楽ファン
の新陳代謝というものを実感した次第である。


開演とほぼ同時にメンバーが姿を現す。日本人ベーシストのMariko嬢が真ん中、
ということに驚いていた人が結構いたが、私のようなオッサンは当然にんまり。以前の
ブログ記事でも書いた通り、ギター&ヴォーカルが端でベーシスト(女性ならなおのこと)
が真ん中という立ち位置。これ、90年代オルタナの基本ですから(笑)。
1曲目はシングル曲Holing Outでスタート。歪んだギター、モコモコしたベース、
乾いたドラムスの音、猫背のまま歌うダニエルの姿(くるくるパーマが若き日のボブ・ディラン
のよう!)・・・思わず「これだ!」って叫んでしまったよ。いや、もちろん心の中で。バンドの
演奏は達者というよりも、バンドとしてのまとまりが非常に良い、と評価したい。ライブばかり
しているだけあって、とにかく息があっているし、元々ベーシストだったマックスのギター・
プレイは予想以上に際立ったセンスを感じさせていた。そのままThe Wallと続いて、
軽いMCの後に大好きなShook Downのアルペジオが鳴らされて昇天。ライブで
実際に観て改めて再確認したが、とにかく素晴らしい曲、メロディばかりなのである。
90年代という時代から(もちろんそれだけではないが)インスパイアされた音楽性という
トピック云々の前に、その事はいくら強調しても足りないほどだ。どの曲も、アコギ1本
で成立する強いメロディを持っているのだ。

MCと言えば、マックスがケイジャン〜時代に(バンド名自体は挙げなかったが)日本に
来たことを口にして、また戻ってこられて嬉しい・・・といったニュアンスの内容を話して
いたのは嬉しかったな。あの時代を全く無かった事にするのではなく、若き日の(いや、
今もじゅーぶん若いんだけどさ!)良い思い出として彼らの中に残っているのだろうと
推測できたから。そんなマックスのノイズから雪崩れ込んだGet Awayは本当に
最高だった。サビと同じくらいの強度で鳴らされる裏メロのギター・フレーズも最高!


ほとんど喋らなかったMariko嬢は見た目通りのクールなお嬢さんだったが、そんな
彼女にまさかの出番が。巨大なアフロ頭も愛嬌満点だったジョニーが「カヴァー曲を
やる」といって告げた曲名が、何とはっぴいえんどの“夏なんです”という意表を
突き過ぎる選曲(日本盤のボートラに入っていたのね)!! しかもそれをMariko嬢が
歌う!! ちょっとAsobi Seksu辺りを彷彿とさせる歌声が素敵。・・・まあ正直言って
はっぴいえんどがかなり苦手な私
ではあるが、これはアリ。ダニエルがやけに
楽しそうにジョニーと共に歌っていたのが印象的だった。日本盤ボートラ、といえば
ダニエルがわざわざその事を告げた上で披露されたMilkshakeも最高だった
なあ。曲名だけで、最高の曲だと感じさせてくれるもの。


何の演出も無く、基本的には淡々と曲を演奏していくだけ。それが何故こんなにも
私の感性の非常にデリケートな部分に触れ、高揚させ、そしてせつなくさせるのか。
それは繰り返すが素晴らしいメロディと歌詞があるからであり、フィードバック・ノイズ
に託された美意識と感情が、あまりにも私好みだからであろう。アンコール曲ラスト
で披露されたアルバムのラスト・トラックでもあるRudderは、予想通り最後は
ダニエルとマックスのノイズ合戦。座り込み、エフェクターを操作してノイズと戯れる
姿に、ギター・ノイズというものの不思議な魔力に魅入られた英国少年達を思い、
三十路のオジサンは思わず大きく頷いてしまったのであった(笑)。


ライブを通して新たな発見があったとすれば、YUCKというバンドの何処か不思議な
バランス感覚であろうか。例えば90年代初頭のティーンエイジ・ファンクラブが
ダイナソーJRに対するUKからの回答、なんて言われていたように、現在盛り上がりを
見せるUSインディ・ロック勢とYUCKはお互いに呼応し合っているのだとは思う。
だが、オールディーズ風のメロディとC86的な要素を組み合わせたUSインディ勢
と比べて、YUCKは90年代USオルタナ色が濃く、それでいてメロディ・メイキングの
センスは、刹那的であれ牧歌的であれ、常に英国の香りが濃厚だ。アメリカのバンド
がどれほど追い求めても届かない艶やかさがある。同時に、ケイジャン〜時代の
ナルシシズム溢れる気高さよりも、ベッドルームで一人、ヘッドホンから漏れている
内省的な質感が今のダニエルの歌声には感じられる。あくまで個人的にそう思って
いるだけだが、彼らが多国籍バンドであることも関係しているかもしれない。彼らが
生み出すノイズ自体、シューゲイザー的なものとも違うし、ポストロック的なものとも
何か違う気がする。そういう意味でも、やはりYUCKは10年代という今の時代に生きる
バンドなのだろう。それが分かって、ますます嬉しくなってしまったのだ。

at 23:42, 某スタッフ, Music(Live Report)

comments(2), trackbacks(2), pookmark

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i1ok, 2011/09/16 8:19 AM

かっこいいライブでした。
マックスのギタープレイにシビれました^^

某スタッフ, 2011/09/16 11:58 PM

>i1okさん

コメントありがとうございます。

彼のギターは元々ベーシストだったとは思えないくらいに堂に
入ったものでしたね。センスも抜群で素敵でした。










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猫背矯正・姿勢改善術, 2011/09/16 8:54 PM

整体に通わず、矯正器具を使わずに猫背を直す、本当に簡単な、猫背矯正術をお教えします。

女性操作理性剥奪マニアックス, 2011/09/18 9:17 AM

この方法を使われた女性はいわゆる理性というものが飛んでしまい、あなたの言うことが絶対になります!完全にあなたに依存した状態になり、あなたのためなら何でもし、何でも言うことを聞くようになるのです!